内容説明
本書は、1986年にドイモイ(刷新)政策を打ち出して以降、外資導入、市場経済システム導入を図ることにより、経済開発を推し進めようとしているベトナムの労働事情について、日本企業の投資との関連で調査した結果をとりまとめたものである。最近の状況を労働市場、労働法制、国営企業、進出日系企業などの分析を通じて紹介している。
目次
第1章 ベトナムの労働事情―労働の二重構造(ベトナムの経済環境;農業国家 ほか)
第2章 ベトナムにおける労働法制(ベトナム労働法典成立まで;労働法典の概要 ほか)
第3章 村落内雇用の実態調査(農家収入の多様性;村落工業 ほか)
第4章 ベトナムにおける国有企業の労働事情(調査対象;労働契約 ほか)
第5章 日系企業における労働事情(日系企業の投資概況;日系企業の採用活動と雇用形態 ほか)