出版社内容情報
お堅いイメージで敷居の高い古典文学。だが、実際は、「本当はエロい」話の宝庫!古典文学に「裏口」から迫る文学入門。お堅いイメージで敷居の高い古典文学。だが、実際は、「本当はエロい」話の宝庫! 本書は、古典文学の性愛にまつわる内容に焦点を当ててライトに紹介しながら、その魅力に「裏口」から迫る文学入門。『古事記』『源氏物語』などメジャーな作品から、近松や西鶴、さらには近世の奇談集などあまり知られていないものまで、ありとあらゆる性模様が展開される本書を読めば、エロ、グロ、BL、なんでもありの性事情と、日本古典文学の全貌がすべてわかる!
はじめに
第一章
性=生=政の時代 日本神話のちんまん模様
歌コラム その1
第二章
「まん葉」時代のエロスは底抜け
歌コラム その2
第三章
『源氏物語』――奥ゆかしさの裏の過激なエロス
第四章
仏の道もちんまん ゆるい日本仏教のセックス観
第五章
エロスとホラーは紙一重 近世の不条理な性愛話
歌コラム その3
おわりに
ちんまん年表
参考文献一覧
大塚 ひかり[オオツカ ヒカリ]
1961年生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。平安朝古典を題材にした『愛はひき目かぎ鼻』や『源氏物語愛の渇き』などの著作で作家としての地位を確立。 性・恋愛や風習などに焦点を当てることで古典への敷居を低くし、文学と人間模様のありのままを伝えている。著作に『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』など多数ある。
内容説明
古典文学の神髄は、性愛にあり!神々はセックスで国を生み、貴族たちは不倫乱倫にうつつをぬかす。バチ当たりな坊さんたちの弾けた性…底抜けエロス、フルスロットルの文学史!!54のヒメごと。
目次
第1章 性=生=政の時代 日本神話のちんまん模様(セックスのやり方を教えてくれる神話―『古事記』;ちんを切るか、まんを焼かれるか―『古事記』『日本書紀』 ほか)
第2章 「まん葉」時代のエロスは底抜け(モンローウォークの豊満美女―『万葉集』;竹取翁はスケベな養父?―『竹取物語』『捜神記』 ほか)
第3章 『源氏物語』―奥ゆかしさの裏の過激なエロス(セックスのしすぎで死んだ?―エロの破壊力―『源氏物語』『栄花物語』;今なら犯罪 ロリコン貴族―『源氏物語』『今鏡』 ほか)
第4章 仏の道もちんまん ゆるい日本仏教のセックス観(女を男にする方法―『昨日は今日の物語』;権力者は親も子も総嘗め―『醒睡笑』『とはずがたり』『富家語』 ほか)
第5章 エロスとホラーは紙一重 近世の不条理な性愛話(愛はホラー―『東海道四谷怪談』;裏切る男を女が追いつめる道成寺型説話―『曽呂利物語』『諸国百物語』 ほか)
著者等紹介
大塚ひかり[オオツカヒカリ]
1961年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
sheemer
犬養三千代
穂高結実
K K