崖っぷち国家 日本の決断―安倍政権の暴走と自主独立への提言

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784537261103
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0030

内容説明

従米・戦争国家へ―。日本はもう後戻りできないのか!?真実を伝えない日本のメディアから安倍外交の脅威、沖縄独立、ジャパン・ハンドラーズまで、国民が知らない不都合な真実を明かす!

目次

第1章 真実を伝えない日本のメディア―ピュリッツァー賞最終候補記者が見た大新聞報道の歪み(外国人から見た日本のメディア;アメリカと日本のジャーナリストの違い;小沢一郎は、なぜ失脚させられたのか)
第2章 日米・既得権益勢力の策謀―アメリカを牛耳るネオコンとジャパン・ハンドラーズの歪み(アメリカの「イスラム国」空爆は、どこまで拡大するのか;ウクライナ紛争を操るネオコンと既得権益層の脅威 ほか)
第3章 戦争参加への道を拓く安倍外交の正体―日本はアメリカの真意を読み違えている(安倍政権で日中関係を改善できるのか;北朝鮮拉致問題は、なぜ解決しないのか ほか)
第4章 日本を崩壊させる安倍政権の行方―日本国民を不幸にする「4大政策」の詭弁(「アベノミクス」は、すでに崩壊している;原発再稼動の裏に潜むアメリカの関与 ほか)
第5章 沖縄の独立から始まる日本政治の胎動―日本を変革する真の国民政党とは(沖縄基地問題がこじれると、沖縄は独立国になる ほか)
第6章 日本に求められる「平和国家」の役割―まだ間に合うアメリカ・リベラル勢力との連携(アメリカの中の優れたリベラル勢力;日本の真の「自主独立」と世界の中の役割 ほか)

著者等紹介

孫崎享[マゴサキウケル] [Fackler,Martin]
1943年、旧満州国鞍山生まれ。1966年、東京大学法学部中退、外務省入省。駐ウズベキスタン大使、外務省国際情報局長、駐イラン大使などの要職を歴任。2002年より防衛大学校教授。2009年3月退官。現在、東アジア共同体研究所長。執筆、講演活動のほか、ツイッターやニコニコチャンネル「孫崎享のつぶやき」などでも積極的に発言している

ファクラー,マーティン[ファクラー,マーティン]
1966年生まれ、アメリカ合衆国アイオワ州出身。ニューヨーク・タイムズ東京支局長。ダートマス大学卒業後、イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校でも修士号を取得したのち、96年から、ブルームバーグ東京支局、AP通信社東京支局、ウォールストリート・ジャーナル東京支局などで記者として活躍。2005年、ニューヨーク・タイムズ東京支局記者、2009年2月より現職。2012年、「3・11」に関する一連の報道で、自身を含む東京支局スタッフはピュリッツァー賞際報道部門のファイナリスト(次点)に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

36
図書館本。真実を伝えない日本のマスコミに代わり、安倍政権の脅威など国民が知らない不都合な真実を、元外務省職員の孫崎亨と、ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラーが対談して明かしていく。「原発再稼働…TPP…集団的自衛権の行使…これらの危険な政策について(安倍政権は)はっきりと説明したでしょうか。していません」(孫崎)、「世界第3位の経済力がある日本のような大国で戦争をまったく起こさない国はどこにもない……世界がすべて日本のような国になったらもう戦争がなくなる」(ファクラー)2019/02/23

Isamash

22
元外務省国際情報局長/イラン大使で東アジア共同研究所長の孫崎亨とニューヨークタイムズ東京支局長マーティン・ファクラーの対談2015年発行書。マーティンの日本のメディア評価が当然とは言え手厳しい。左右問わず、小沢一郎やホリエモン報道が典型で、新しいものの出現を潰す体制維持装であると。ハイヤーで取材する新聞記者のエリート意識も糾弾。司法権の弱さも驚きの様で法務省支配に起因と。安倍政治とアベノミクスは低評価。歴史も踏まえての沖縄独立運動への言及には驚かされた。ジャパニーズハンドラーは米国を代表してないとも指摘。2025/05/23

ほじゅどー

17
★★★★3.11原発事故後SPEEDIの情報を隠蔽したのは官尊民卑。当時情報は日本政府より海外メディアの方が正確。アジア諸国は中国を警戒こそすれ日本を信頼している。なのに慰安婦問題や歴史問題を蒸し返す安倍外交。日本と中国の緊張を望んでいるのは武器を売りたい米国の軍産複合体。一方で米中二強は互いに歩み寄っている。尖閣諸島や北方領土の1インチを取り合うより両国関係を大事にすべき。世界が日本のようになったら戦争はなくなる。集団的自衛権の本質は自国防衛でなく他国防衛。アベノミクスは単なる日銀の金融緩和で崩壊。2016/06/23

yuui02

6
集団的自衛権、原発、TPP、領土問題など。孫崎氏とマーティン・ファクラー氏は必ずしも同じ立場というわけではなく、前対談したときはファクラー氏が途中で退席しようとするほど意見がわかれたようですが、今回は大きな衝突もなく、それだけお二人とも今の安倍政権に危機感を抱いているのだと思います。今上天皇が日本で最もリベラルな存在だという意見には同感です。2015/07/06

Hiroki Nishizumi

6
日本はマスコミの堕落が国の衰退の大きな要因かもしれないな。今の日本で新聞やテレビが真実を報道していると思っている人がいれば相当おめでたい人だよな。認知的不協和現象はますます広がってしまうのではないだろうか・・・・2015/05/01

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