内容説明
「政府の財政は黒字にしなければならない」「国債を発行すると、国の借金で破綻する」「公共投資や社会保障支出はムダである」「政府は小さければ小さいほど良い」今、新聞やテレビで経済学者らがもっともらしく語ること―。新古典派経済学をベースとする経済政策のウソを正す。
目次
第１章 構造改革路線が日本を滅ぼす
第２章 マスコミが伝えないアベノミクスの真意
第３章 日本の財政赤字の正体
第４章 日銀の役割を正しく理解せよ
第５章 公共投資こそ日本経済再生の要
第６章 アベノミクスを阻む四つの要因
第７章 ＴＰＰ参加は日本を破壊に導く
第８章 グローバリズムの限界と呪縛
著者等紹介
三橋貴明［ミツハシタカアキ］
経済評論家・中小企業診断士。１９６９年、熊本県生まれ。東京都立大学（現：首都大学東京）経済学部卒業。外資系ＩＴ企業、ＮＥＣ、日本ＩＢＭなどを経て、２００８年、中小企業診断士として独立。経済指標など豊富なデータをもとに、経済を多角的に分析。経済の本当の読み方がわかると人気を誇る。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、各種メディアへの出演、全国各地での講演など多方面で活躍中。当人のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の１日のアクセスユーザー数は１２万人を超え、推定ユーザー数は３６万人に達している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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手押し戦車
11
日本の国債は全て国民の銀行預金から投資され買い取られている。一部は外国が持っているが全て円建てになっていて強い経済基盤を持っていて海外純資産も世界一。デフレ解決策に新自由主義はお金の供給を増やすと解決すると言われるが供給が需要よりも強くなっている現在は国が財政出動し支出をして需要を大きく膨らませインフレ率を上げ雇用を増やす。支出は誰かの所得になり住民税、所得税から税収が上がりGDPが上がり給料が上がればみんながハッピー借金が増えると破産すると思われるが国債は日本国民の真面目な貯金から買われている。2014/08/26
BluePlanet
6
★★★★☆ 2013年8月20日発行。正しい経済政策について解りやすく解説。それにしても、新古典派経済学をベースとする経済政策が間違っていたとは・・・。確かに日本や世界の経済が良くならないのは、経済政策が誤っているから。ケインズ経済学が実は正しかったと。それにしてもマスコミは分かったようなふりをして誤った政策を正しいように伝えた罪は大きい。そもそも官僚たちは何故こんな簡単なデフレ脱却策に気付かなかったのか。世の経済学者、官僚、マスコミの人たちに是非読んでもらい、自分たちの過ちに気付いてほしいですね。2014/01/12
Riopapa
5
一度、竹中平蔵と対決してほしい。不思議なのは、どうして著者の考え方が政治家、官僚、経営者たちに伝わっていかないのかということ。2013/09/08
イカカイガカ
4
この本に書かれていることは著者が様々なメディアですでに何度も繰り返し述べてきたことである。それを改めて一つの本にまとめてくれたことで、より分かりやすくポイントが整理できた。消費税増税、ＴＰＰにはあくまで反対し続けるべし！ その決意を新たにした次第である。2013/09/04
jack
3
竹中・野田は、経済を勉強したほうが良い。☆4.82013/12/15
