目次
第1章 知っていそうで知らない『孫子』(謎に包まれている『孫子』の出自;『孫子』を実戦に初めて活用した武将 ほか)
第2章 不敗の原則はここにあり―勝つための心構え(籠城の有効性と攻城の至難性;攻勢極限の見極め ほか)
第3章 事前の情報収集と状況分析が勝敗を分かつ(スパイは自国人や敵国人など五種;スパイは軍事行動の要だと主張 ほか)
第4章 変幻自在の戦いが勝利をもたらす(火攻めは短期に労少なく勝利を得られる;全面衝突だけが戦い方ではない ほか)
第5章 戦いに勝ち抜くためのリーダーの条件(補給路のない戦いに勝利は望めない;資質の疑われるリーダーは破滅を招く ほか)
付録 『孫子』全文(意訳つき)
著者等紹介
杉之尾宜生[スギノオヨシオ]
本名:孝生。1936年、鹿児島市生まれ。防衛大学校応用化学科卒業、陸上自衛隊、第7師団戦車大隊、第1師団偵察隊、防衛研究所戦史部などを経て、防衛大学校教授(戦史・戦略)。2001年、定年退官。戦略研究会監事、国際戦略シナジー学会理事
西田陽一[ニシダヨウイチ]
1976年生まれ、ワシントン州立大学経済学部卒業、商社勤務を経て、現在、株式会社陽雄代表取締役、日本クラウゼヴィッツ学会・戦略研究学会会員。会社経営の傍ら執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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静電気質
1
孫子はずっと興味があったけど、読む本間違えた感があり(苦笑)例え話が微妙にピンとこないし、選び方にも難がある気がしました。信玄が孫子の兵法を日本の戦いに向かないと評価していたのは意外で、そのトリビアが手に入ったのは良かったかな。▽全文が思いのほか読みやすいことがわかったので、次の機会を期待します。2014/07/02
かす
0
途中放棄。孫子の一節を抜き出して図や実際の歴史における例でその一節を説明している。ただ抜き出す順番がばらばらで、なんでこんな順番にしたのか著者の意図がよくわからなかった。流れもへったくれもなく、通読するには不向きと感じた。孫子を読んでよくわからなかったところを目次で探してちょっと理解を深めるのに役に立つ、かなぁ…?2014/03/13