内容説明
いまや世界の憧れの的となっている「クール・ジャパン」。なぜ日本は、クールで、ディープな国として世界中から喝采を浴び、注目を集めるのか。在米40年で宮崎にIターンした映画プロデューサーが、「今浦島」目線で活写するニッポンの「クール」「底力」「魅力」とは…。読めば元気が出る、痛快、和魂洋才エッセイ。
目次
第1章 Iターン者目線から見たディープな日本(地方と都会;長い目 ほか)
第2章 外国人目線から見たクールな日本(当て勘;お国なまり ほか)
第3章 日本人の知らないジャパンパワー(グレー・ゾーン思考;愛国心 ほか)
第4章 ディスカバー日本!(陰と陽;国際空港の音色 ほか)
第5章 ジャパニーズとしての誇り(テーマ・レストラン;鉄人シェフ ほか)
著者等紹介
マックス桐島[マックスキリシマ]
神奈川県葉山生まれの東京育ち。日本人有数のハリウッド・プロデューサー。ハリウッド映画13作品をプロデュース。「ブルーヒルアベニュー」で、2001年度アカプルコ国際映画祭最優秀映画賞を受賞。1970年代に、映画製作を夢見て高校生で単身アメリカに渡る。UCLA映画学科、2年半に渡る世界92カ国放浪、ハリウッド俳優を経て、1990年、机と電話だけのガレージオフィスで映画ビジネスを始める。その後、WOWOW「Hollywood Report」のバイリンガル・キャスターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaz
11
日本人が思っているほど日本は悪い国じゃ無い。実は、マスコミが日本を必要以上に卑下しているだけで、多くの日本人は「実は良い国」と思っていると私は信じている。こんな良い国、いい国民性は世界に無いと思います。日本人としての自尊心をくすぐられる癒し本でした。2013/11/15
ちゅるふ
3
とある天変地異に伴い、主に日本の政治屋どものアホさ加減を見たくもないのにマジマジと見せ付けられてしまったので、ちょっとは「ニッポンバンザイ」な物でも読んで心を落ち着かせようと思い立ちました。うむ、少しだけ落ち着いたかな!?2011/04/06
葉
2
日本のお返しの文化は素晴らしいとしている。日本の誇るピンク産業を外国人に経験させたいと思っている筆者は、風俗業界の外国人お断りの鎖国状態に憂いている。日本のナイトライフは高尚な人も下種な人も両方楽しませてくれるとしている。愛国心をしっかり持つべきとしている。日本のコンビニは安心安全が強く、危険極まりない金銭意識の人もアメリカに比べて相対的に少ないらしい。日本人は繊細と創造においては抜群であるとしている。日本料理の素晴らしさは他国の料理を少しだけしか経験してないが身に沁みる。2016/02/04
よしぽん
2
通常の日本人は、外国に対して強く主張出来ず外交ベタな大人達を見て育ち、日本人としての誇りやしっかりしたアイデンティティーを持てないまま大人になる。若者が、自信をもって外国人に日本を語れるような社会や教育のあり方が望まれる。2012/05/24
mercury
2
著者のほめている日本の長所のいくつかは失われつつあるような気がして残念です。タイトルはちょっと大風呂敷を広げすぎ。著者の身近な体験からのエッセイです。あまりに主観的ではと思うところもたくさんあるのですが、結構うなずけるところも。平和ボケと自嘲するのではなく、平和ボケできるありがたさを知るべきというのは同感しました。ちょっと誤字が多い、とても言葉遊びとは思えないのが気になりました。2011/12/17
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