内容説明
羊~世界の終り~ノルウェイ~ダンス3~ねじまき鳥~カフカ~そして『1Q84』のあとに響くもの。気鋭の評論家による画期的論考。
目次
第1章 村上春樹と「ジャズ」―正確に位置づけられた「屑」―村上春樹と「ジャズ」について
第2章 村上春樹と「クラシック」―まずは音楽、お次に文学?―春樹作品とクラシックの関係を深読みする
第3章 村上春樹と「ポップス」―空白と回路―村上春樹の作品にみる“ポピュラー”な音楽
第4章 村上春樹と「ロック」―村上春樹的ロック至上主義
第5章 村上春樹と「80年代以後の音楽」―80年代以降において「60年代的価値観」を封殺することと、ロックおよびポップスが鳴りやんでいくことの関係について
特別鼎談 「更に深く、ハルキの森の、茂みの奥へ…!?」
巻末特別付録 村上春樹の語った音楽と、音楽から語られた村上春樹
著者等紹介
栗原裕一郎[クリハラユウイチロウ]
1965年生まれ。評論家。文芸、音楽、美術、社会問題などその執筆活動は多岐にわたる。主な著書に『<盗作>の文学史』(第62回日本推理作家協会賞受賞、新曜社)
大谷能生[オオタニヨシオ]
1972年生まれ。批評家、音楽家(サックス、エレクトロニクス)として先鋭的な活動を展開
鈴木淳史[スズキアツフミ]
1970年生まれ。クラシック音楽・文芸評論家。既存の言説に囚われない「私批評」を標榜
大和田俊之[オオワダトシユキ]
1970年生まれ。慶応義塾大学法学部准教授。専攻はアメリカ文学・アメリカ研究、ポピュラー音楽研究。日本ポピュラー音楽学会所属
藤井勉[フジイツトム]
1983年生まれ。ライター。2008年豊崎由美氏主催の書評講座「書評の愉悦ブックレビュー」参加(現在も在籍)をきっかけに趣味として文章を書き始める。『村上春樹を音楽で読み解く』で本格的に執筆活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zirou1984
fishdeleuze
おーしつ
さえきかずひこ
72ki
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