内容説明
「インドで日本の漫画を翻訳出版!」―56歳漫画家が、言葉もわからない異国でたった一人で取り組んだ出版プロジェクト。そのあまりの無謀さゆえに笑える海外起業ノンフィクション・コミック。
目次
天啓下る
サンダルを買う
部屋を借りる
翻訳者を探す
翻訳者、見つかる
インド人、怒る
インド人、約束破る
バザーへ行く
ヒンディー語で写植を打つ
原稿完成する〔ほか〕
著者等紹介
山松ゆうきち[ヤママツユウキチ]
1948年の7月8日に鳥取県倉吉市で誕生。中学校卒業後、様々な職を転々としたのち、16歳のときに大阪の出版社「日の丸文庫」の編集者に。編集者とマンガ家を兼業。同社の貸本マンガ誌「オッス!」に『田舎医者』などの短編作品を掲載してマンガ家デビュー。18歳で上京し、あすなひろし、川本コオのアシスタントなどを経て、「週刊漫画TIMES」(芳文社)の『ヤクザ無情』で商業雑誌にもデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
8
50代の漫画家がインドに日本の漫画を持って行って、翻訳してもらって売る。儲かるんじゃないか?その行動力?勢いがなかなか真似できない、。2013/10/23
Mentyu
6
何となくインドへ渡って、日本マンガ(時代劇モノの劇画)を翻訳して販売するものの失敗するという一連の記録。何も調べないで行動するのをポリシーとする筆者はなかなか酷い目にあうものの、それもそんなものだろうと受け流して我が道を進んでいく。なんというか、強烈なバイタリティに圧倒されてしまう本だった。2018/06/22
らっそ
6
ドンキホーテってこんな感じなんだと思った。たまたまインドから日本に来たビジネスマンが書いた本を併読しているので、インド人と日本人の価値観が立体的に見えた。そうでなかった、変わった日本人が、不思議の国インドで変わったことをしているとしか思えなかったと思う。2012/06/16
Koichi Tamura
4
なかなか無謀な挑戦!2014/08/10
renren
4
あーよくあるバックパックものね。でも好きだから。って読み始めたら、違う! 還暦目前のおっさん漫画家が、インドのことひとつも知らずに、日本の漫画、しかも貸本のド暗い「血だるま剣法」なる漫画を翻訳出版しようと徒手空拳で単身インドへ、という話! まず「この国の人は裸足だから靴が売れよう」に似た目論見もすごければ、あのインドでツテなし言葉なしでビジネスをはじめるのもすごく、売れなければアイデア小物を露店販売しようというバイタリティもすごい。馬鹿っても単なるバカじゃありません。偉大なる、尊敬すべき行動力馬鹿です。2011/07/20
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