目次
序章 現代イスラームがわかるキーワード
第1章 世界の大宗教・イスラームとは何か?
第2章 最後の預言者・ムハンマドの生涯
第3章 聖典「クルアーン」「ハディース」を読む
第4章 深遠なるイスラームの教義を知る
第5章 イスラーム各派とその特徴
第6章 イスラームの宗教儀礼と日常生活
第7章 イスラームの発展と歴史的栄光
第8章 世界を悩ますパレスティナ問題とは?
第9章 現代のイスラーム事情を理解する
著者等紹介
塩尻和子[シオジリカズコ]
1944年岡山県生まれ。大阪外国語大学アラビア語学科卒業。京都大学大学院文学研究科修士課程中退、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学、文学博士(東京大学)。ハーヴァード大学準研究員、日本大学文理学部非常勤講師などを経て、1999年より、筑波大学哲学思想学系助教授。筑波大学大学院人文社会科学研究科(哲学・思想専攻)教授、2007年4月より、筑波大学北アフリカ研究センター長。専攻は宗教学、イスラーム思想、比較思想学、中東地域論
青柳かおる[アオヤギカオル]
東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野博士課程修了。博士(文学)。2007年4月より、東京大学大学院人文社会系研究科助教。専門はイスラーム思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かなずちラッコ
3
全くの無知識だっけど、イスラムは大きなくくりではユダヤ教・キリスト教と同じ系統だったのか。いきなり神の啓示を受けたと言い出したおじさんからここまで世界に広まったのはすごい。イスラム教を信仰しようとはならないけどおもしろい。2021/05/13
Go Extreme
2
一神教の厳格さ:唯一神アッラー コーランの権威:神の言葉 五行: 信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼 預言者ムハンマド:最後の預言者 シャリーア: 生活規範 ムスリム共同体:信仰共同体 平等と博愛:神の前で平等 慈善とザカート:貧者の救済 礼拝: 1日5回の礼拝 断食とラマダーン:自己鍛錬と信仰心強化 ハッジ:メッカ巡礼は宗教的義務 女性の権利と服装規範 家族の重視:社会の基本単位 ジハード:自己の信仰向上や道徳的努力 異教徒との共存 死後の報酬と罰 禁欲と節度 教育の重視 共同体意識 多文化共存の教え2025/01/08
viola
2
このシリーズは基礎的な知識を身につけるにはもってこいですね。イスラム諸国と他国との関係や、イスラムの宗派についての記述が豊富です。但し、コーランについてより深く知りたいのならばやはり阿刀田高の『コーランを知っていますか』の方が完成度が高く、おススメです。2009/04/27
だんたろう
2
わかりやすく書かれているとは思うけど、カタカナも多くて読みづらい。ムハンマド没後のイスラーム内紛争と対外戦争についての記述が多い。今のイスラム社会の理解には必要なのかもしれないが、本来のイスラーム理解には旧約聖書とムハンマドの教え、コーランをもっと知る必要がありそうだ。2009/04/02
Tenco
0
非常に解りやすい。 世界史選んでればもう少しすんなり頭に入ったかな。2016/12/23