内容説明
人々が「三国志」に近づくきっかけは、富士山にいろいろな登山道があるように様々だ。これから「三国志」という山に登ろうという方も、かなり登ってきたが、改めて山容をつかんでおきたいという方にも役立つ手軽なハンドブック。
目次
プロローグ 三国志おもしろウンチク学(『三国志』と『三国志演義』とはどうちがう;『三国志』はなぜ三国の記述に差をつけたか ほか)
第1章 混濁と動乱の三国前夜(桃園の義―劉備・関羽・張飛義兄弟の契り;董卓の騒乱―略奪の戦火、洛陽に広がる ほか)
第2章 赤壁の戦いと三国の鼎立(赤壁の戦い―虚々実々の駆け引きの全貌;三国鼎立―中原制覇を目論む権謀術数 ほか)
第3章 中原制覇に賭ける野望と陰謀(漢中争奪戦―中原に鹿を逐う三者の人間模様;樊城の戦い―関羽の敗死 ほか)
第4章 三国時代の終焉(孔明の北伐―孔明と仲達、宿命の対決;三国時代の終わり―中原に散った兵どもの夢物語)
著者等紹介
村山孚[ムラヤママコト]
1920年、新潟県に生まれる。出版社勤務を経たのち、中国古典関係などの幅広い分野の著述に従う
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