読むのが怖い世界の残酷童話―原典に隠されたおぞましい真実

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784537252811
  • NDC分類 909.3
  • Cコード C0298

内容説明

多くの人々に愛されてきた夢のようなおとぎ話。しかし、それらの中に巧妙に隠された残酷かつ好色な表現やストーリーをよくよく吟味すれば、そこにはおぞましい世界が現出する。本書は、「赤ずきん」「シンデレラ」「赤い靴」「オオカミと七匹の子山羊」「三匹の子ブタ」「浦島太郎」など、原典に秘められた戦慄を描く大人のための童話集である。

目次

残酷な展開の物語(赤ずきん―生きて帰れない恐怖のストーリー;山婆と小僧―性をもてあました女の愛欲;眠り姫―目覚めて後に不幸が襲う)
みにくい欲望の話(青ひげ―幼児好みの行きつく先は?;こぶとり爺さん―他人を不幸にしてみたい)
運命にもてあそばれた人々(赤い靴―魔女に魅入られた恐怖;浦島太郎―ここはどこ?私は誰?;運のいいハンス―「甘いレモン」にこだわる男の悲劇)〔ほか〕

著者等紹介

晨永光彦[トキナガミツヒコ]
1935年、名古屋市に生まれる。学習院大学文学部卒業。専攻は比較思想論、比較文化論で、主に東洋およびヨーロッパの古代を研究。神話や説話文学に関して造詣が深く、雑誌に民話や童話の研究を発表するなど、幅広く活躍している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

結城あすか

1
この手の「本当は残酷だった童話」とかいう本の多くは文化人類学的に考証されたものとして、それらの残酷バージョンから物語の本来の形や意思を明らかにしようという意味合いで書かれた真面目な本なんだけど、中には適当に怖い話をでっち上げればいいやといういい加減な本もあって注意が必要にょ。で、この本はその後者のまったくいい加減ででたらめなでっち上げの本だにょ。あえて猟奇的に曲解して楽しみたいという物好きな人たちは別として、まず他人にとても薦められない本にょ。2006/09/27

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