内容説明
本書では、数学的記述を極力避け、初めてゲーム理論に接する人でもやさしく、その本筋を理解できるように、55問の問題形式で解説した。
目次
1章 ゲーム理論の考え方(相手と同じ言葉を書くゲーム;パイの上手な切り分け方 ほか)
2章 最大の利得をつかむ戦略(パスカルの賭け;まね戦略 ほか)
3章 弱者が強者に勝つ秘策(かめ割り柴田;関税という脅し ほか)
4章 情報を活用し、トクをする方法(インディアン・ポーカー;中古車ディーラーの車の買い取り ほか)
5章 交渉を有利に進める策略(ケーキの分配;哀れなウサギの運命 ほか)
著者等紹介
清水武治[シミズタケハル]
1948年、静岡県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、慶応義塾大学大学院経済学研究科(理論経済学専攻)修士課程修了。システム・エンジニア、ファイナンシャル・プランナーなどを経て、現在、現代経営戦略研究所所長。経済活動を通じて発現される人間のあり方を、ゲーム理論など多面的視角から追求。専門領域のことでも身近な日常的な事例と結び付け、一歩一歩考え方を進める方法をとっている。難解な経済理論をやさしく解説することで定評がある
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感想・レビュー
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葉
2
社会人のためのゲーム理論入門という内容だと思った。ファイナンスの問題を含めたものが多かった。フォーカル・ポイント理論は知らなかった。PSとMSくらいは普通に知っている内容のレベルなのかと思った。NE自体は最後の方に求め方が書かれており、MSまでだった。もう少し理論的に掘り下げてほしかった。ただ、ゲームの木が下から生えているのは好感がもてた。2015/12/06
norikatu6873
0
基礎的な用語を学びながらクイズ形式で読み進み理解できました。また、読んでみたいです。2012/12/15