学校で教えない教科書
面白いほどよくわかる現代思想のすべて―人間の“知”の可能性と構想力を探る

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784537251319
  • NDC分類 100
  • Cコード C0010

目次

ドイツ発の思想ファッション(ヘーゲルが体系化した哲学を突き崩す新しい動きが始まる;あらゆる行為が容認され、その果てに恐怖を味わう;醒めた眼で社会と時代を見すえ、人間の堕落に気づく)
パリ発の思想ファッション(“失われたジェネレーション”が集う街への瞠目;反共から容共へ華麗に“転身”を遂げたパリジャンたち;難解な言葉を用いた知識のアクロバット、頂点へ)
欧米に反逆する非欧米の思想―人類に生きるエネルギーを与える新しい思想の予兆
アメリカ発の思想ファッション―世界を絶えまなき戦場と化したアメリカの病巣

著者等紹介

湯浅赳男[ユアサタケオ]
1930年山口県岩国市に生まれる。1953年東京大学文学部仏文学科卒業。約9年のサラリーマン生活ののち、大学院に帰り、1966年東京大学大学院経済学研究科中退。現在、新潟大学名誉教授、常磐大学教授。専攻は、経済史・経営史だが、比較文化論、社会学、経済人類学などにも関心が強く、既成の学問領域にとらわれない独自の研究活動を行なっている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yori

3
★★★☆☆ 面白い程分からなかったわー。これで分かりやすく書いてるつもりか?ってか私がついてけないだけか。。。いずれにせよ、不満。2014/10/05

kakky

0
解り易い内容であるが、現代思想を学ぼうと思うならあまり参考にはならないかもしれません。入門書としてもあまりにも内容が表面的過ぎていますし、それぞれの思想の面白さが表れていませんでした。ただ、思想史の表面的な流れを知りたい方にはピッタリでしょう。ドイツのフロイトから始まり、フランスのサルトル、レヴィ=ストロースを辿り、アメリカのハンティントンへと流れ着きます。私は「現代思想とは?」ということを知りたく思っていたので、物足りない内容でしたが、現代思想を背伸びして俯瞰してみたい人には読みやすいと思います。2014/08/19

wisewise

0
今の時代に思想が必要なのか?と思ってしまう。必要なのは、生きる智慧ではないかと。2012/12/13

メガネねこ

0
体系的に現代思想の系譜を理解したくて読んでみた本。 ニーチェを基点として、マルクス、フロイトの二人が大きな軸となり、第一次大戦後のドイツ思想と第二次世界大戦後のフランス思想へと花開いていく。 現代思想史を通じての驚きの感想は、いかに多くのユダヤ人が思想の形成に関与しているかということと、当時にしてフランス社会は知性に対する寛大な受容性を持ち合わせ、知識人の育成環境がとても良く整備されていたことである。 特に第二次世界大戦後のフランス思想は、知性がファッション化して華やかであり魅力的だ。2011/07/11

きぬりん

0
20世紀の哲学・思想をドイツ系、フランス系、非欧米系、アメリカ系の四つに大別し、各々代表的な哲学者・思想家の所説を紹介。その解説はおよそ平明とはいえ、分かりやすさへの配慮が行き届いているとまでは言い難く、著者自身の思想傾向(とくに反共)が露骨に叙述へと反映されているところもいくぶん鼻につく。ワイマール下でのベルリンや戦前・戦後のパリなど、思想の発信源としての都市の重要性に照明を当てているところなどは興味深い。2021/01/06

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