内容説明
漫画を読んでいると、それが非現実的な描写だとはわかっているのに、なんだかとても気になる事象に出くわすことがある。闘う男たちの驚異的な身体能力、無謀としか思えない特訓、人間に一目置かれるほど優秀なロボット…。これらを絵空事と割り切るのは簡単だ。だが、科学的な検証を加えてみると、荒唐無稽に見えていた漫画の世界がたちまち現実味を帯びたものになってくる…!漫画史上に輝く名作33作品の協力を得て放つ好評『空想科学「漫画」読本』シリーズ第2弾。
目次
第1部 超常識の作用と反作用(新聞で雨戸を突き破れるものか?科学の力で恐怖を克服する!『恐怖新聞』;名推理に欠かせない発明品!コナン君の変声機の原理を探る『名探偵コナン』 ほか)
第2部 胸騒ぎの沸点上昇(逆立ちして、両手で答案作成!?解答速度が物語る驚異の天才度!『とどろけ!一番』;水に浮かぶキュウリを真っ二つ!味平の宇宙規模の包丁さばき!!『包丁人味平』 ほか)
第3部 愛と友情の臨界点(しのぶちゃんの隠し芸「お手机」にみる絶妙な剛腕!『うる星やつら』;「体重を消す」という武道の神様!その実力を科学的に探る!『有閑倶楽部』 ほか)
第4部 闘魂美の爆発的進化(とらの穴の危ない特訓、死者続出で経営破綻が心配!『タイガーマスク』;漫画史上空前の見事な巨乳をあくまでも科学的に分析する!『ミリオンシャンテンさだめだ!!』 ほか)
著者等紹介
柳田理科雄[ヤナギタリカオ]
1961年、鹿児島県種子島生まれ。応援団長を務めるなどした楽しい高校生活を経て、京都大学の受験に失敗。翌年、東京大学理科1類に進学するが、たちまち中退して、学習塾の講師となる。だが、経営のセンスがなかったばっかりに、自ら立ち上げた塾は見事に瓦解。万事休す…と思ったときに、処女作『空想科学読本』が大ヒット。ところが、版元がこの本を勝手に文庫化しようとし、それを差し止めたところ、1億円の損害賠償を請求され、被告に。もちろん、裁判は全面勝訴した。…こういう漫画のような山アリ谷アリ経験を経て、99年、空想科学研究所を正式に設立。『空想科学読本』を全面改訂し、版元を変えて出し直すことを断行した。同時に環境を整備して、仕事の幅を広げつつ、現在の落ち着いた日々に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
本読みじいさん
tokkun1002
二分五厘
不見木 叫