内容説明
現代文明の基礎を築いたローマ帝国、中華帝国、ビザンツ帝国、イスラーム帝国、ヨーロッパ帝国など五大帝国の興亡の軌跡と謎を解明し、21世紀の文明の潮流を鋭く予見する。文明の違いを知ることこそ衝突を避ける鍵である。
目次
序章 人類史の流れに刻まれた世界帝国の光と影―時代を読む鍵・大国の興亡
第1章 ドラマチックな大ローマ帝国の勃興と落日―ローマ帝国興亡の謎
第2章 世界の中心を自認する中華思想の“唯我独尊”―中華帝国興亡の謎
第3章 世界史の重要地点に立つ、ロシア文明の源流―ビザンツ帝国興亡の謎
第4章 現代文明との接点をつなぐイスラームの世界像―イスラーム帝国興亡の謎
第5章 覇権をめぐるヨーロッパ帝国の“戦争と平和”―ヨーロッパ帝国興亡の謎
第6章 未来社会の行方を占う新・地球時代の幕開け―二〇世紀は文明の転換期だった
著者等紹介
湯浅赳男[ユアサタケオ]
1930年山口県岩国市に生まれる。1953年東京大学文学部仏文学科卒業。約9年のサラリーマン生活ののち、大学院に帰り、1966年東京大学大学院経済学研究科中退。現在、新潟大学名誉教授、常磐大学教授
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