内容説明
本書は、スピード化、情報化が進む時代に生きる現代人にもわかるように、簡潔で、しかも多角的な視点からとらえた仏教理解書です。最初から通して読めば、仏教のなんたるかがはっきりと見えてくるはずです。
目次
第1章 お釈迦様の教えとその流れ
第2章 仏教の世界観
第3章 日常生活のなかのあの世
第4章 密教と禅
第5章 日本の仏教
第6章 般若心経の基礎知識
第7章 お寺の知識早わかり
第8章 仏像の知識早わかり
第9章 葬儀の基礎知識
第10章 法事の基礎知識
第11章 仏教行事の基礎知識
第12章 お墓の基礎知識
著者等紹介
金岡秀友[カネオカシュウユウ]
昭和2年、埼玉県に生まれる。昭和23年、東京外事専門学校(現東京外語大)蒙古科卒業。昭和27年、東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院修了。東京外国語大学副手、東洋大学文学部講師(インド哲学・仏教学)、同助教授、教授を経て現在、東洋大学名誉教授。この間、東京大学・名古屋大学・北海道大学・東京外国語大学・一橋大学・法政大学・上智大学・社会事業大学などの講師もつとめる。文学博士。東京・八王子、真言宗妙薬寺住職。著書に『密教の哲学』『密教の世界観』『仏教の国家観』『日本の密教』『般若心経』『現代密教講座』『教典のことば』『金光明経の研究』『空海辞典』『般若心経秘鍵』など多数があり、訳書に『大乗仏教概論』『小乗仏教概論』などがある
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感想・レビュー
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まりにゃ
5
仏教の基本的な知識が、押し付けがましくない解説により、よく分かった。お釈迦様の一生や、如来・菩薩・観音・明王・天など、興味深かった。我が家は臨済宗で、近隣や遠くの知人にも臨済宗の人は多いのだが、日本全体で見ると信者数が少ないとは意外だ。2015/08/23
Jimmy
1
歴史ものの所有本をもう1回読んでみて必要じゃないヤツは売っぱらおう、という計画の第何弾目かですが、仏教の宗派のいろいろな本山や葬儀のやり方など細々した事が事典的に調べられるので手元に置いておいても良いかしら。2021/10/03
makkachinn
0
図解付きで分かりやすい仏教の入門書。・気になる点、ページの都合からだろうか、どれも表面をなぞったような作りであり、本書で仏教に興味が芽生えるとは思えない。ネットで事足りてしまう。2017/09/16
MxTx
0
分かりやすく淡々と書かれているため、概要本だけに非常に浅い知識であるという印象。またどうしても日本の仏教にウェイトが置かれているため知りたいものの目的がはっきりしている場合はお勧め出来ない。しかし仏教の精神的内容から、しきたりについてなどの実用的内容まで、身の回りの仏教についていかに自分が不知かを自覚した。2013/09/05
綾町 長
0
仏教について丁寧に分かりやすく書いてある。酒飲むと地獄で酒の代わりに灼熱の銅汁を口に流し込まれるって書いてあって焦った。2012/03/20