内容説明
あらゆる犯罪はなぜ起こってしまうのか?心理学的アプローチで、犯罪動機・手口から犯人像に迫る!
目次
第1章 犯罪心理学の基礎(犯罪心理学ってなに?;犯罪心理学は現場でどのように役立っている? ほか)
第2章 人が人を殺す心理(「人を殺す」動機にはどんなものがあるか;連続殺人は犯行現場を見れば犯人像がわかる ほか)
第3章 性犯罪の心理(性犯罪にはどんなものがある?;レイプ犯は性欲の発散が目的? ほか)
第4章 DV・虐待の心理(配偶者や恋人に暴力を振るうのはなぜ?;「DVを受けているなら別れればいい」が簡単でない理由 ほか)
第5章 さまざまな犯罪の心理(窃盗で狙われやすいのはどんな家?;お金があるのに万引きしてしまう理由 ほか)
著者等紹介
越智啓太[オチケイタ]
法政大学文学部心理学科教授。1965年、神奈川県横浜市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻修了。警視庁科学捜査研究所研究員、東京家政大学文学部助教授、法政大学文学部准教授を経て2008年より現職。臨床心理士。専門は犯罪捜査への心理学の応用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニョンブーチョッパー
8
★★★☆☆ どういう家が窃盗犯に狙われやすいかとか、家庭環境より友人関係の方が非行の原因として影響が大きいとか、なるほどと思う内容もあるけれど、「眠れなくなるほど面白」かったかと言われるとちょっと微妙。右ページ説明文、左ページ説明図という構成だけれど、説明図の文字がもっと少ないと読みやすくなりそう。最近だとプロファイリングの手法にAIを使えないのかな? プライバシー保護の観点とかいろいろ問題は多そうではあるけれど。2024/10/12
yunyon
6
眠れなくはなかったし、出勤の電車でサクッと読めてしまったけれど(電車内にこんな本、朝から読んでるおばさんいて怖かったかも…)、一番印象に残っているのは小児性犯罪者はおじさんではなく、お兄さんの年代が多いこと。宮崎勤のイメージが強烈すぎて、おっさんの犯罪のイメージだったけれど、注意すべきは、爽やかなお兄さんやまだ少年の10代のお兄さんの犯人。あとミーガン法についても、犯罪者が「ミーガン法のせいで孤独だ」とか「ミーガン法のせいで将来に希望が持てない」とか言ってるって聞いて、それはあなた自身のせい!って思った。2024/10/02
おやぶたんぐ
5
眠れなくなるも何も、あっという間に読めてしまう。分かりやすく“エビデンスに基づいた”犯罪心理学の紹介を目的としているそうである。確かに読みやすいことは間違いないが、何の留保もなく、“割れ窓理論”やレインによる脳の研究(参考ttps://bookmeter.com/reviews/75037331)の紹介をしている辺り、ちょっと大丈夫かなという感もないではない。2024/06/16
ルーナ
4
とても面白かったです! 2024/09/24
はんじゅく
2
入門として図解もあってわかりやすく取り付きやすく良かった。ひとくちに犯罪心理学と言ってもさまざまな角度や断面から犯罪の傾向を分析していくとわかった。 より深く知りたいと思った。2025/06/04