出版社内容情報
これまでに有りそうで無かった全国の古墳をカバーしたハンディサイズの古墳図鑑です。
その中でも訪れやすい古墳を300基ピックアップ。古墳の魅力を余すところなく解説していきます。
軽くて持ち運びも便利なので、古墳を訪れる際に携帯しやすいのも魅力です。
内容説明
目の前に広がる、千数百年前からそこにある墳丘。伝わってくる、当時の生活、社会、政治、文化、技術力。今ある古墳を守り続けてきた人々の思いと営み。―足をのばして、古墳を訪ねてみよう。國學院大學教授、青木敬が選んだ各地を代表する古墳の数々。
目次
古墳のきほん(古墳とはなにか;古墳のかたちと古墳時代;前方後円墳の変遷;古墳のつくりかた;外表施設;埴輪;埋葬施設;横穴式石室の構造と名称;棺の種類;副葬品;鏡の種類;東アジアと古墳;古墳の終焉;御陵印と御墳印;古墳カードの楽しみ)
各地の古墳(東北;関東;中部;近畿;中国・四国;九州)
著者等紹介
青木敬[アオキタカシ]
國學院大學文学部教授。1975年東京都生まれ。2003年、國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期修了。鎌倉市教育委員会、奈良文化財研究所勤務を経て、2016年から國學院大學文学部准教授、2020年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
10
全国各地の古墳を写真と共に紹介。よくこんなにも集めたものと感心してしまいます。行くことはかないませんが、各地の古墳を感じることが出来て楽しかったです。この本片手に古墳探訪、そんな生活も憧れます。2023/06/26
ひめぴょん
8
最近古墳巡りを時折することもあって興味を持って図書館で借りてみました。以前興味を持たなかったことにも興味を持つようになったものの一つです。古墳の総数は約16万、古墳時代は約350年。古墳について歴史、つくりかた、埴輪など副葬品についてなども含めた基本的解説と300の古墳について具体的な記述も興味深かったです。お出掛け計画には図書館・寺社仏閣・庭園を盛り込むことも多いのですが、最近は古墳も検索するようになりました。2022/09/04
bluelotus
4
★★★☆☆ 古墳がどうこうというより6世紀末の副葬品である金属製の鈴が今の鈴と全く変わらないことに感心してしまった(笑)発掘調査により副葬品等を見つけ博物館に飾ったりするのも墓荒らしと変わらないのでは…とふと思ってしまったり。見つかった人骨がその後どこに埋葬されているのかも気になる。2023/08/04
遠い日
2
歴史マニアでも古墳マニアでもないのですが、生活圏内にいくつもの古墳があるので興味はあります。学生の頃は歩いてみたりもしたのですが、いつの間にか遠ざかり、夫と今老後の、それも元気なうちに行けるところは行こう!と語り合っています。コンパクトなのに懇切丁寧な古墳のガイドブック。役に立ちそうです。2022/10/31
kaz
2
現代に復元したものは当然わかるとして、いかにもというものから、言われなければ見当もつかないものまで、多様な古墳を紹介。歴史マニアであれば、かなり楽しめそう。図書館の内容紹介は『全国256地点、約350基の古墳や古墳群(横穴を含む)を選定し、見学する際に参考になるよう、古墳の大きさや特徴、出土遺物、ガイダンス施設などを紹介する。墳丘の構造がわかる平面図や外観写真も掲載』。 2022/10/22