内容説明
暴君?名君?人質として生まれながら、中国史上初の天下統一を果たした始皇帝。その激動の生涯をたどる。
目次
1 始皇帝の何がすごいの?(絶対的君主である「皇帝」;郡県制で広大な国を均一に統治 ほか)
2 始皇帝誕生までの軌跡(強固な身分社会だった周王朝;乱世のはじまり 春秋五覇の台頭 ほか)
3 即位と7国統一までの戦い(生まれたときは人質の身だった;9歳にして秦への帰国がかなう ほか)
4 始皇帝を支えた将軍・賢臣たち(李斯 始皇帝を支えた陰の相棒;蔡沢 4代の秦王に仕えた外交官 ほか)
5 統一事業と始皇帝の死(国家統一のための重要改革;貨幣を統一して経済力アップを狙う ほか)
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年東京生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。現在、早稲田大学理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。三国志学会事務局長。専門は古代中国思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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noko
5
始皇帝解説の本の中では読みやすい。始皇帝の行った改革の中での功績は、中国を36郡に分け、その下に県を置いた郡県制をしたこと。それまでは氏族が各地域を治める封建制度だったからその地域の頂点は氏族のピラミッドにより決まっていたが、始皇帝は守&監の役人を派遣した。世界最長の人工壁万里の長城。始皇帝だけでなく複数国家により建設修繕がされた。始皇帝は一つにまとめ上げた。今残ってるのは明時代に改装したもの。南は巨大運河で百越を破ろうとした。サイの角、翡翠、象牙真珠を手に入れる為百越を狙った。始皇帝陵は即位後すぐ着工。2025/05/02
櫛橋光
1
眠れなくなるほど面白いシリーズです。今回は始皇帝。分かりやすく読みやすいです。2023/07/26
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- 和書
- 九州という思想