出版社内容情報
「お経を読むとき、なんで木魚を叩くの?」「なんで怒っている仏像があるの?」「釈迦が悟りを開いたのは、なぜ?」
私たちの日常生活に深く関わっている仏教。仏教の誕生から、日本仏教の歴史と教え、お寺と仏像、葬儀の知識まで、超素朴な疑問から仏教の世界を楽しく解き明かします。イラストや図解を交えた61項目。はじめての人でも仏教の知識や教え、日本の文化がよくわかるエンターテインメント教養本です。
大人の学び直しにおススメ! 「お寺はもともと雨宿りする場所だった」「仏教教団が大きくなったのは、釈迦がシティボーイだったから」「お坊さんの袈裟は、もとはゴミ捨て場の布だった」など、驚きのエピソードや初耳学が満載。
仏教って、こんなに楽しい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hit4papa
55
仏教のハテナ?を懇切丁寧に教えてくれる読み物です。「眠れなくなるほど~」シリーズで、コンビニに置いてある、お手軽な書籍なのです。本書は、Q&A形式で、1つの問に対して見開き2ページで図解する体裁です。予めマーカが引かれていたり、ポイントが図表でまとめていたりと、親切な設計となっています。確かに、お手軽に始めることはできますが、内容はとても充実しています(その分、読み進めるのに時間を要するのですが)。初心者が疑問に思う事柄が網羅されており、多少の薀蓄を垂れたることはできるでしょう。入門書としておススメです。2020/04/16
LUNE MER
19
「卒塔婆はストゥーパを簡素化したもの」などの、おそらく年配の方からしたら『そんなことも知らなかったの?👀💦』なんて言われてしまいそうな仏教のイロハを分かりやすく学べた。今回は内容確認のために図書館で借りて読んだが、購入して手元に置いておこうと決めた一冊。「御朱印とは本来はこういうもの」という説明もあり、きちんと意味を理解した上で厳かな気持ちでいただこうと改めて心に刻む。2022/06/29
てでぃ
19
入門書としては最適だと思う。 Q&A形式で図解を用いて分かりやすく仏教を紐解くことで、実はあれはねと話したくなる。 仏教は時代と共に変化し、釈迦が悟りをひらき、その内容をひろめた時からはだいぶ様変わりしている。釈迦が今生きていたらなんて言うかなって思うくらい変わっている。ただ、諸行無常の考え方から言えば、それはまたその時代の人たちの心の在り方なのだろう。 絶対に信仰しなきゃとか、毎日拝まなきなきゃならないとは思わない(ご先祖様に線香はあげてる)。でも、信仰を正しく理解することは必要とは強く思う。2021/02/17
鈴
17
このシリーズは本当に良い。 先に読んだ「般若心経」でわからなかったところがわかりやすく書かれている部分もあり興味深い。もともと仏教どころか宗教に疎いので、難しいのは難しいのだが何度も読むことで理解が深まると思う。仏教と言ってもたくさんの宗派があり、元はすべてお釈迦様の教えなのだが、それがいろんな人の考えによってたくさんの宗派が出来、昔のインド人や中国人や日本人によって今の仏教があるのだなと不思議な気持ちになる。 2024/06/09
猫路(ねころ)
17
仏教は身近なことでしたが、これは何故?と疑問に思う事なく過ごしていたので、とてもためになりました。お袈裟の成り立ちもそこから来ているのですね。でも、和尚さんとは言わなかったな、普通にご住職って言ってた。2024/04/10