出版社内容情報
小倉百人一首を題材にした、なぞり書きの練習帳。一日4首ずつ。4週間で美しい文字を身につけましょう。
小倉百人一首を題材にした、なぞり書きの練習帳。累計84万部のペン字の著者が書いた美しいお手本で、一日4首ずつ。4週間で美しい文字を身につけましょう。語意や鑑賞、決まり字などの解説つき。下の句を覚えてカルタを楽しむことにも活用できます。(2006年刊行『書いて暗誦する 小倉百人一首』のリメイク版です)
この本の使い方
目次
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき
かささぎのわたせる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに
これやこの行くも帰るもわかれては知るも知らぬも逢坂の関〔ほか〕
著者等紹介
野本翠苑[ノモトスイエン]
東京都出身。第27回全日本ペン書道展特別賞、第3回日本書道学院展特別賞受賞。現在は日本ペン習字研究会総務理事・審査員、淡雅会主宰を務めるかたわら、都内デパート・松戸市成人学級・サークルなどでペン字の指導を行う
松坂弘[マツザカヒロシ]
長野県出身。國學院大學卒業。岡野弘彦氏に師事する。1973年、岡野氏の短歌雑誌「人」の創刊に参加。1990年に短歌雑誌「炸」を創刊し、代表となる。江戸川短期大学講師を経て、NHK学園講師。歌集『風月言問ふ』(雁書館)により島木赤彦文学賞、評論集『定型の力と日本語表現』(雁書館)により日本歌人クラブ評論賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。