内容説明
縄文・弥生時代から連綿と続く日本のやきものの歴史と文化。生活道具としてだけでなく、精神性をも表現する芸術作品も多く、世界に誇れるものです。これだけは知っておきたい陶磁器の基本知識と、日本全国の有名窯地の特徴や作品の解説をコンパクトにまとめました。
目次
第1章 “やきもの”を知る―やきものとは?(やきものの工程;陶器と磁器の違い;日本のやきものの歴史 ほか)
第2章 産地別日本の代表的なやきもの(美濃焼;瀬戸焼;備前焼 ほか)
第3章 日本を代表する作家(荒川豊蔵;八木一夫;濱田庄司 ほか)
ふろく
著者等紹介
北浦牧夫[キタウラマキオ]
東京生まれ。都内の高校を卒業後、鹿室研究所にてデッサンを学ぶ。その後、銀座の画廊に勤務するが、焼きもの・茶道具の魅力に惹かれ、焼きものの産地、信楽・美濃・益子などを訪ね、自らも作陶を試みる。のちに備前、砥部、小石原(九州)、萩、笠間など、各地の窯地を訪れる。欧遊後、骨董商の修行ののちに古美術商として活動を始め、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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R
17
全国津々浦々のやきものについて、その特徴と成り立ちを簡単に解説した本でした。写真で紹介されている作品が、いずれも近代から現代の作家さんというのが、ある種斬新で、なんと価格まで書かれているのが面白かった。ちょっと誤植が多いのが難点ですが、骨董ではなく、近現代のやきもの知識の補充にはよい一冊でした。2016/09/19
ぷー
6
余白が写真を引き立てていてやきものの美しさが際立っている。情報量もあってよい。巻末の扱い方は役に立った。2016/04/05
エイサノオト
1
貫入が好きだなあと気づいたんだなあ。2019/04/01