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出版社内容情報
鬼才・歌川国芳――その若き日々を描く大反響の浮世絵巻、待望の単行本化!鬼才・歌川国芳――その若き日々を描く大反響の浮世絵巻、待望の単行本化!貧しい絵師・国芳と富裕な商人・佐吉。二人の出会いが浮世絵の歴史を変えていく…!!『ひらひら』(文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作)で注目を集める岡田屋鉄蔵が名を改め贈る、華麗なる本格時代劇!
第一話 邂逅
第二話 依頼
第三話 凶事
第四話 夢の続きを
第五話 桜吹雪
第六話 彫物
第七話 鼠小僧
第八話 英雄
崗田屋 愉一[オカダヤ ユイチ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
111
小学館文庫の国芳がらみの小説はどちらかというと娘が主人公なのでまだ途中なのですが、この国芳の若かりし頃を書いたコミックを読んでみました。この作家は非常にすばらしい絵を書いておられます。七代目団十郎の話や鼠小僧の話など楽しめました。2017/08/22
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
86
★×5。読了と上げたけど、ほんとはまだ読み終わっていない…勿体ないから途中でやめた!うっとりとため息の∞ループ、癒しとはまさにこれ(私にとっては!)『線が細いまつ毛長め、目元(´⊙ω⊙`)パッチり、手足華奢』←を完全に排除して、NHKかWOWOWでドラマ化を激しく希望。もちろん市川宗家は成田屋で是非ともお願いしたい。国芳は誰がイイかね…(´。✪ω✪。`)✧*。やっぱり鈴木亮平かねぇ。同好の士と際限なく語り合いたい作品。ちなみに作者は岡田屋鉄蔵の別名義2017/06/17
ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺
64
かねてから読みたかったがようやく読めた。圧巻。歌川国芳青春記も兼ねたエンタメ時代劇漫画。前作『ひらひら』の老いた国芳も良いが、若き国芳の気性の良さ。テレビから江戸の時代劇が少なくなって久しいが、時代劇とは江戸っ子の良い気性を後世に伝える役目を担っていたのだと気付く。文庫書き下ろし時代小説が隆盛だが、江戸っ子の気風は読書家だけにしか残らなくなるのだろうか?。国芳生涯の友・遠州屋佐吉も成田屋も金さんも次郎吉もいい男である。いい女も出てくる。そして悪人も。時々泣きたくなった。緻密に描き込まれた江戸の町。お薦め。2018/07/03
はつばあば
61
この本は作者がいいのか、国芳がいいのか。スポンサーの佐吉といい、賭博の金さんがあの金さんで、次郎吉さんが鼠と男4人の友情と生き様に「おお~」と。読み友さんじゃないがさっと読み終えるのがもったいなくてちびりちびりと。燗酒のようによくまわる。次巻が出るのを待つ間、岡田屋鉄蔵さんの「口入屋兇次」を2017/07/04
ネムコ
60
初めて読んだ岡田屋鉄蔵さんのご本は、歌川国芳を描いた『ひらひら』だった。その少し前、国芳の娘を主人公にした小説を読んで国芳熱が盛り上がっていた折りも折り、国芳のあだ名である“ひらひら”をそのまま題名にした本に巡り会ったのだから、これはもう運命でしょう。しかもその国芳は凄かった。私のイメージ通りの破天荒で懐が深いおじさんだったのだ。だから岡田屋改め崗田屋さんがまた国芳を描いてくれたのが嬉しくて! 今回は『ひらひら』より前、国芳がまだ食うや食わずの貧乏絵師だった頃のお話。同時代の有名人も登場。2017/05/07