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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
34
デーモンの軍団が市街地を襲うあたり猛烈な迫力だけど、あそこまで本編に描写あったかな?と思ってたらうわーっときた。まるでリアルタイムに連載を読んでるような気持ち。連載期間縮められたがゆえに展開が大胆に、より濃密になっていくあたりが息詰まる。2014/12/01
地下鉄パミュ
8
73年当時にケータイなる物が有ったかどうか?俺は知らん細けえ事はwww『事情があってストーリーを省く』とはラストにかけて急に物語が大きくなり、アイディアを詰め込む事で有る。良く有るとは思うが『俺たちの戦いはこれからだ』に行き着いてしまうパターンが多い。永井豪先生は足掻きながらも終着点に辿り付かなければデビルマンをやった意味は無いと言うが・・・壮大になってしまった物語のメッセージを読者が読み取れるようラストまでもがくしかないだろう。ここまで来ると当時の連載版と読み比べて見るのも良いかもしれない。2023/06/05
うめ
5
初版デビルマンを読んだ事があるので前半と後半の了の顔の違いから了の正体は途中から決めたなとは思ってましたが、まさかまだ決めてなかったとは!!2012/12/05
刷子筆男
5
永井豪版まんが道、の要素は半ば消し飛び、壮絶な「デビルマン」リライトの様相。これはこれで面白い。そしてやはり本作でも、壁村耐三は壁村耐三なのであった。どっか壁村耐三アンソロジーとかやったらどうだろう(売れません)。2011/08/24
ぐうぐう
4
作者とは、物語をコントロールしたいと望むものだが、環境がそうさせない場合がある。打ち切りなど、そのアクシデントのもっともたるものだろう。しかし、火事場の馬鹿力が、作者の眠れる能力を引き出すこともある。コントロールを離れたゆえに、思いもしなかったアイデアが生まれる。『デビルマン』は、その代表的作品に違いない。最終戦争が始まり、クライマックスが近付いているのに、飛鳥了の正体に作者が未だ気付かないことこそ、『デビルマン』が潜在的産物であったことを如実に物語っている。2011/09/13