内容説明
東京の大学に入学するため熊本から上京した小川三四郎。彼にとって東京は、見るもの聞くもののすべてが新鮮な驚きに満ちていた。やがて三四郎は、都会育ちの美しい女性・里見美禰子に強く惹かれていく。だが美禰子は「迷える羊(ストレイ・シープ)」という言葉を三四郎に幾度となく投げかけ、曖昧な態度を続けるのみであった…。『それから』『門』へと続く夏目漱石・前期三部作の第一編。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867~1916。江戸・牛込出身の小説家、英文学者。本名、夏目金之助。名主の家柄の末っ子(第八子)として生まれる。東京帝国大学卒業後、英語教師を経てイギリスに留学。帰国後、東京帝大講師を務めながら『吾輩は猫である』『坊っちゃん』などを発表し好評を得る。40歳の時に教職を辞し、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『こころ』『明暗』など、日本文学史に輝く数々の傑作を著した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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