内容説明
ある日、突然の出逢い。やがてはじまる激しい恋。いつしかめくるめく時は流れ、涙を予感させる風がしのびよる。そのとき女は眩しい季節の終わりを知り、男はなおも見果てぬ夢を追いつづける…。せつない想い、やるせない傷み、女と男の関係は危ういバランスがとりもつシーソーゲーム。都会の男女が織りなす、さまざまな愛憎模様を優しい視線で細やかに描く七つの恋愛小説集。
感想・レビュー
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陽
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作詞家山口洋子らしい、男女関係を描いた短編集だ。 しかし、恋愛って、お互いにこんなにつまらなくしてしまうのが楽しいのか？恰好つけているのか？ドロドロで暗くて、壊滅的で・・確かに昭和という雰囲気はこういうものだったよ。不器用で軽薄で、打算的でも、セレブで社会的地位が高かったりして、どいつもこいつも救いようがない奴らだ。2015/06/20
