内容説明
むごたらしい刑罰の数々。日本史に刻まれた残虐な拷問、そして凄惨な処刑―古代から中世までの刑罰、大量虐殺と密謀が彩る戦国絵巻、苛酷な江戸の拷責と処刑など、歴史上に残る拷問や処刑の変遷と実像を描く。
目次
第1章 古代から中世までの刑罰
第2章 大量虐殺と密謀の戦国絵巻
第3章 苛酷な江戸の刑罰社会
第4章 惨!江戸の拷責と処刑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マカロニ マカロン
12
個人の感想です:B。「聖地巡礼」参考本。古代から江戸時代までの刑罰と拷問の様相を歴史資料を基に解説した本だが、関根孝一郎さんのイラストが娯楽小説的な雰囲気なので、SM時代小説っぽい本になっている。とはいえ中身は小説ではなく、ノンフィクションだが、古代~戦国時代は火あぶりとか逆さ磔、竹鋸で首を挽くとか残虐性がはげしく、また一族郎党、血族全員、寺ごとすべて虐殺といったホロコースト状態。それが江戸時代に徐々に残虐刑が整理されていった。とはいえ刑罰は見せしめの要素が強いので、磔、火刑は明治時代初期まで続いた2022/04/07
マッスンロール
4
昔の刑罰は今から考えると残酷なものが多かったのだなぁと思う。2018/09/30