Rakuda books<br> 太平洋戦争 封印された真実―仕掛けられた罠と不当な勝者の論理

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太平洋戦争 封印された真実―仕掛けられた罠と不当な勝者の論理

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784537024814
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

内容説明

戦略指導部の度重なるミス情報分析の錯誤、誤解された物量神話、致命的な兵站思想軽視。日清・日露戦争以来始まった日米対決100年の文明論的意味を問い直す。

目次

第1章 歴史の連鎖の中の「日米百年戦争」―仕掛けられた戦争の罠と不当な勝者の論理
第2章 日清・日露後に始まった日米対決の構図―近代日本が直面した対外戦と外交
第3章 ついに点火された太平洋戦争への導火線―満州事変によって挫折した世界最終戦構想
第4章 誤解された「物量」神話の謎―敗因の一つとされた「物量不足」は勝敗を決めたか
第5章 致命的な兵站思想軽視の謎―生産・補給・輸送こそ国家総力戦の支え
第6章 “見えない戦い”情報戦敗北の謎―エレクトロニクス開発競争に遅れた悲劇
第7章 日本軍新兵器の栄光と悲惨の戦果―敵の新兵器に優る兵器で対戦できたか
第8章 太平洋戦争愚将・弱将列伝―日本を敗戦に導いた将軍・提督たちの素顔
第9章 太平洋戦争の残された疑問―「戦争」の真意究明こそ国際相互理解への第一歩
終章 ふたたび到来した太平洋時代―地球最大の海洋を制御し、新文明の構築へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

22
太平洋戦争を文明論的意味からアプローチとしていますが、著者の言っている文明論的意味というのがハッキリしていないため、趣旨がぼやけているように感じます。全体としては思い込みが強い本だと思いました。ただ海軍の評価と陸海愚将列伝については同意します。2022/01/13

ヘムレンしば

1
平成7年初版。小泉政権前の書籍ですね。靖国参拝がメディアを賑わして以降、保守思想が大きく広まってきたと思いますが、それより前に出版された本ですね。内容は自虐史観の脱却と先の大戦は黒船来航から始まる日米の文明戦争の一つと見る歴史観の説明です。とは言え「日本は全く悪くない」という訳では無く、主に海軍の作戦ミス、用兵ミスをボロクソに叩いています。補給軽視や攻撃を徹底させない等、ホントに酷い事例は多いのですが、それを司令官や幹部が悪い!と個人攻撃の罠に陥って終わってしまっているのがちょっと惜しいです。2013/03/05

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