内容説明
人に勝つ、戦いに勝つ選択と戦術、一歩踏み出す決断と時には退く勇気、ライバルの情報を集め先を読みきるリーダーの眼…戦国の混乱のさなか、生き抜くための知恵を行動で示した武将たち。現代人に必須に行動示針を学ぶ。
目次
1の章 生き残るための選択と戦略(生き残るためには何でもやれ―若き日の織田信長;策略は勝つため、無謀な賭けはするな―知識の人毛利元就;だましの連続で手に入れた備前一国―宇喜多直家の陰謀人生)
2の章 勝ち抜くための参謀の役割(参謀は無欲であれ―家康の社長室長・本多正信;二世の補佐、教育係の難しさ―将軍義満を育てた細川頼之;才気換発な企画部長型参謀―秀吉の軍師黒田官兵衛;組織から離れた別働隊の役割―家康の情報商人・茶屋四郎次郎)
3の章 生き残り術の成功と失敗(新権力者の間を泳ぎきった創業者の弟―織田有楽斎の変身;ライバルへの敵愾心で時勢を見誤る―秀吉嫌いで滅んだ佐々成政;コネや閨閥も実力のうち―女の力で生き残った京極高次)
4の章 リーダになる先見力と決断(怨念にこだわり将来を失った武将―剛直な加藤清正と実直な福島正則;長幼の序を守ることが安泰への道―将軍の座を兄に譲った徳川忠吉;無能なトップに部下の対立は致命傷―「坊ちゃん殿様」毛利輝元)
5の章 トップを守る情報力と演出(巧みな資金作りと民心収攬―武田信玄の領国経営;危機を乗り切る情報収集力、演出力―伊達政宗のサバイバル術;勝負をかける決断、引く勇気―「戦場常在」の勇将馬場信春)