出版社内容情報
マインドフルネスの起源である仏教瞑想と知見を深めつつある心理学。それぞれの視点から生きるとは何か、「私」とは何かを考える。
【目次】
はじめに
序 章
再会と円環
マインドフルネスの故郷を訪ねて
第一章 『鬼滅の刃』とマインドフルネス
マインドフルネスの視点から『鬼滅の刃』を読み解く
予測モデルと輪廻、免疫と鬼
第二章 認知・記憶と注意・集中
実践に近づきつつある実験的研究
ブッダがマインドフルネスに託したもの
第三章 育つことと死ぬこと
慈悲の進化論と目的論
子育てから看取りまでのマインドフルネス
第四章 自己と他者
自己を丁寧に相対化する
映し合う自他の世界をマインドフルに見つめる
第五章 赤ちゃんと音楽
絆を作るメカニズム
マインドフルネスで赤ちゃんから人生を学ぶ
第六章 いのちの全体性
いのちのための技術
いのちの全体性をめぐって
あとがきにかえて――ポストコロナを見据える視点
参考文献
内容説明
マインドフルネスの起源である仏教瞑想と知見を深めつつある心理学。要素と要素の単純な足し算だけではない創発的な対話があなたのなかで生まれる。心理学と仏教瞑想におけるさまざまな視点から、生きるとは何か、「私」とは何かを考える。
目次
第1章 『鬼滅の刃』とマインドフルネス
第2章 認知・記憶と注意・集中
第3章 育つことと死ぬこと
第4章 自己と他者
第5章 赤ちゃんと音楽
第6章 いのちの全体性
著者等紹介
杉浦義典[スギウラヨシノリ]
広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。東京大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員を経て、2004年信州大学人文学部助教授。2007年10月より現職。専門分野は異常心理学で、心配、強迫性障害、サイコパシーといった幅広い病理のメカニズムを認知心理学的なアイデアを用いながら研究している
井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
マインドフルライフ研究所オフィス・らくだ主宰。京都大学文学部哲学科中退。曹洞宗とテーラワーダ仏教で出家修行し、カナダ・イギリス・アメリカで仏教瞑想を指導しながら心理療法を学ぶ。マサチューセッツ州バリー仏教研究所客員研究員を経て還俗後、マサチューセッツ大学医学部ストレス緩和プログラム(MBSR)を特待生として研修修了。2005年より高野山大学准教授、2013年より同教授、2019年より健康科学大学教授。2021年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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