出版社内容情報
医療行為や病院に疑問・不信をもったら読む本。新たな判例、変更された法制度、医療事故のトレンドも反映させアップツーデート。
内容説明
検査/診断/手術/投薬/説明義務/出産/がん治療/院内事故/美容外科/高齢者医療/介護事故…弁護士の探し方/相談から解決までの流れ/弁護士のセカンドオピニオン/カルテの開示、証拠保全/医師・病院が負う責任/看護師・薬剤師・助産師の責任/裁判費用/医療事故調査制度…ほか。専門弁護士による100問100答。新たに出された判例や変更された法制度を追加訂正。その他医療事故のトレンドも反映させ、アップツーデート。
目次
第1部 どんな医療事故があるか(血液採取中の神経損傷;内視鏡検査による医療ミス;画像検査での見落とし;検査中の患者の状態管理 ほか)
第2部 医療事故手続の進め方(医療事故に遭わないためにはどうしたらよいか;医療事故かも?と思ったときにやっておくべきこと;警察に被害届を出したほうがよいか;解剖を勧められたらどうしたらよいか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
27
NHK・〈クローズアップ現代〉の「医療事故 100件の“告発”の裏に何が」を視聴して、手に取った。 本書は具体的な個々のケースにおける医療事故の責任追及の可否やその手続きを一問一答形式で記述した実用書なので、僕のように〈クローズアップ現代〉が指摘したこの分野における救済制度の未整備や機能不全の問題を掘り下げたいとの関心から読む者にはいかにも食い足りない。 欧米の制度などについても、知っておきたいところだ。/ Q86 ADRについて 仲裁、調停、あっせんなどの裁判に寄らない紛争解決方法。 運営主体は➡︎2025/05/03
げんさん
1
薬の副作用について「副作用の発生率がきわめて低い場合であても、その副作用が重大な結果を招来する危険性がある以上は、その危険性よりも投薬する必要性の方が高いことを説明して理解と納得を得ることが、患者の自己決定権に由来する説明義務の内容である」とした裁判例があります 納得う得るのは難しい。2020/11/10
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