出版社内容情報
児童精神科の臨床に必要な技術と知識を、実践に添って解説。医学生から援助職まで、児童思春期の精神保健に携わるすべての人に!
内容説明
臨床を振り返るのに最適と評判のテキスト第2弾!医療職から心理職、初心者から中堅まで、児童思春期臨床における精神症状の見方・考え方、面接での心構えとコツを実践的に伝授する。
目次
1 知識編(精神現在症の評価;鑑別診断)
2 実践編(初回面接;診察に役立つ留意事項;介入・治療の考え方)
補遺 臨床分水嶺日本語小辞典
著者等紹介
井上勝夫[イノウエカツオ]
北里大学医学部精神科学地域児童精神科医療学特任講師。北里大学病院精神神経科長代理、外来主任。1965年生まれ。1996年、山形大学大学院医学研究科卒業。南陽市立総合病院、米沢市立病院、北里大学医学部精神科学助手を経て、現職。医学博士、精神科専門医・指導医、日本児童青年精神医学会認定医、日本小児精神神経学会認定医、子どものこころ専門医、臨床心理士。専門は児童精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Asakura Arata
2
私のリスペクトする先生の新著。何人か紹介していただいている。現在やっている自分の臨床をスキャンするには、うってつけの書。定期的にこのような本を読んで、自分のやっていることを軌道修正することは必要だ。最後のコラムの内容に圧倒された。2018/01/21
オカヤン
1
北里大学児童精神科医の筆者。言葉の定義にこだわって書かれている。確かに同じ言葉でも違う認識が起こりやすいことがよくあるから、大切だなと読みながら感じた。介入について層で行う、というのが、はっとした。抜粋→「診断は、精神疾患の実態を現すのでなく、臨床の役割と機能を示すことだ」「治療目的は臨床的な関与が不要になること」「患者について、さりげなく、しかししっかりと把握する」2021/08/15