出版社内容情報
大衆化する脳科学、EBMの普及、DSM-5の登場、精神科医療への毀誉褒貶――精神医学の現代的論点を一貫した方法で見通す。
第1章 二つの「脳科学の大衆化」――ヴァーチャル/リアル両面に広がるダイナミクス
第2章 精神疾患の起源と「なぜなぜ物語」――進化学をどうとらえるか
第3章 「日本人らしさ」と「うつ病らしさ」――自己イメージは集団の概念とどうかかわるか
第4章 通じない私の「アハ体験」――多元主義序論
第5章 精神医学における「多元主義」とは
第6章 まとめるべきか、分けるべきか――DSM‐5出版を記念して「分類」について考える
第7章 精神科医に必要な素養とは――アノニマスの砂漠、記名性のオアシス
第8章 精神療法と薬物療法――ステレオタイプの落とし穴
第9章 精神科の病気の境界は「あいまい」か?――精神科診断の難しさを考える(その1)
第10章 病気/健康の基準とは――精神科診断の難しさを考える(その2)
終 章 かつて存在したもの、新たに手にしたもの
【著者紹介】
京都大学大学院医学研究科精神医学教授
内容説明
脳科学の全盛、薬物療法の広がり、EBMの普及、DSM‐5の登場、精神科医療への毀誉褒貶―精神医学の現代的論点を一貫した方法で見通す。
目次
第1章 二つの「脳科学の大衆化」―ヴァーチャル/リアル両面に広がるダイナミクス
第2章 精神疾患の起源と「なぜなぜ物語」―進化学をどうとらえるか
第3章 「日本人らしさ」と「うつ病らしさ」―自己イメージは集団の概念とどうかかわるか
第4章 通じない私の「アハ体験」―多元主義序論
第5章 精神医学における「多元主義」とは
第6章 まとめるべきか、分けるべきか―DSM‐5出版を記念して「分類」について考える
第7章 精神科医に必要な素養とは?―アニノマスの砂漠、記名性のオアシス
第8章 精神療法と薬物療法―ステレオタイプの落とし穴
第9章 精神科の病気の境界は「あいまい」か?―精神科診断の難しさを考える(その1)
第10章 病気/健康の基準とは―精神科診断の難しさを考える(その2)
終章 かつて存在したもの、新たに手にしたもの
著者等紹介
村井俊哉[ムライトシヤ]
1966年大阪府生まれ。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。マックスプランク認知神経科学研究所、京都大学医学部附属病院助手などを経て、京都大学大学院医学研究科精神医学教室教授。専門は精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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