出版社内容情報
今・ここに集中し、あるがまま受け入れるマインドフルネスは、患者が自らの衝動や渇望と取り組むツールとなる。待望の治療手引き。
【著者紹介】
心理相談室セコイア室長
目次
第1部 マインドフルネス再発予防の実施
第2部 ファシリテーターガイド(自動操縦と再発;トリガーと渇望への気づき;日常生活におけるマインドフルネス;ハイリスク状況におけるマインドフルネス;受容とマインドフルな行動;思考を思考としてみる;セルフケアと生活スタイルのバランス;社会的支援と練習の継続)
著者等紹介
ボウエン,サラ[ボウエン,サラ] [Bowen,Sarah]
PhD.ワシントン大学嗜癖行動研究センターの研究員、セラピストにして嗜癖行動治療におけるマインドフルネス療法の専門家。否定的感情、思考抑制、渇望を含む変化のメカニズムを研究。とくに重複診断群のマインドフルネスに基づく研究に従事。個人や自治体の治療機関、シアトルのVAメディカルセンターなど多くの施設でマインドフルネスに基づく再発予防を促進するグループに携わっており、講演や相談を行うかたわら、物質使用が原因の疾患を対象にマインドフルネスに基づく治療を世界中で指導している
チャウラ,ネーハ[チャウラ,ネーハ] [Chawla,Neha]
PhD.ワシントン州シアトルで活躍する臨床精神科医にして研究者。マインドフルネスに基づく嗜癖行動再発予防(MBRP)に関する執筆、相談、指導のかたわら、個人でも心理療法を行っている。経験的に支持されたマインドフルネスと受容に基づく治療を提供し、MBRPグループを指導している。マインドフルネスをベースにした治療の促進と評価を継続的に行い、セラピストの育成や能力に関する研究にも従事している。また、個人や自治体の治療施設で数多くグループ指導を行い、米国とカナダにおける治療者のためのトレーニングワークショップを開催している
マーラット,G.アラン[マーラット,G.アラン] [Marlatt,G.Alan]
PhD.2011年に死去するまで、ワシントン大学嗜癖行動研究センターのセンター長および教授を務めた。30年にわたり、物質嗜癖の治療、再発予防の先駆的活動を行ない、嗜癖問題治療のためのハーム・リダクションアプローチの主唱者でもあった。アルコール分野の研究で多大な貢献をした人に贈られる「イェリネク記念賞」や、ロバート・ウッド財団「物質乱用と戦う改革者賞」、アルコール依存研究学会の「優秀研究者賞」を受賞し、認知行動療法協会から「キャリア/生涯業績賞」の表彰を受けた
檜原広大[ヒバラヒロオ]
1958年生まれ。株式会社Seqoia代表取締役。1983年大正大学カウンセリング研究所卒業。アルコール依存症専門信濃病院勤務、遠藤嗜癖問題相談室室長を経て、2012年心理相談室セコイアを南青山にて開室、現在に至る。碧水会長谷川病院、東洋学園大学非常勤講師。東京都立精神保健福祉センターアルコール家族教室講師。専門分野はアルコール・薬物依存症などの嗜癖問題、機能不全家族問題、DV・性暴力加害、トラウマ、PTSDなど。臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士、EMDR認定臨床家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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