内容説明
文部科学省から正式に否定された「軽度発達障害」概念の誕生に至る軌跡と、その後の発達障害臨床を支えた全11論文を収載。
目次
第1部 軽度発達障害の周辺(兄弟姉妹との関わり;学習障害とはどのような障害か;LDとADHDに共通の諸問題―鑑別診断;注意欠陥多動性障害と非行;乳幼児健診と早期教育;アスペルガー症候群および高機能広汎性発達障害をもつ子どもへの支援)
第2部 軽度発達障害概念の創出(軽度発達障害;高機能広汎性発達障害に見られるさまざまな精神医学的問題に関する臨床的研究;発達障害臨床の育児支援―あいち小児センター心療科での取り組み;Asperger症候群の周辺;成人期のアスペルガー症候群)
著者等紹介
杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
1951年静岡市に生まれる。1976年久留米大学医学部卒業。久留米大学医学部小児科、名古屋大学医学部精神科、静岡県立病院養心荘、愛知県心身障害者コロニー中央病院精神科医長、カリフォルニア大学留学、名古屋大学医学部精神科助手、静岡大学教育学部教授、あいち小児保健医療総合センター保健センター長を歴任。現在、浜松医科大学児童青年期精神医学講座教授。日本小児精神神経学会常務理事。日本乳幼児医学・心理学会理事。日本トラウマティック・ストレス学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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