目次
第1章 経済目標と「人類永久の問題」
第2章 繁栄と幸福
第3章 繁栄と健康
第4章 隣に負けるな
第5章 不平等―私たちの私的および公的な代償
第6章 快楽の踏み車に足をかけて
第7章 消費による社会へのつけ
第8章 政治と健康
第9章 結論
著者等紹介
カワチ,イチロー[カワチ,イチロー][Kawachi,Ichiro]
ハーバード大学公衆衛生大学院健康社会行動・疫学講座教授
ケネディ,ブルース・P.[ケネディ,ブルースP.][Kennedy,Bruce P.]
ハーバード大学公衆衛生大学院健康社会行動・疫学講座準教授
西信雄[ニシノブオ]
放射線影響研究所疫学部腫瘍組織登録室長
高尾総司[タカオソウシ]
岡山大学大学院医歯学総合研究科衛生学・予防医学分野助手
中山健夫[ナカヤマタケオ]
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
35
初読。2014年15冊め。知人の歯科医師が面白いと言っていたので手にとってみた。富裕と貧困と政治と健康。日本の政治は駄目だが日本に住む日本人は寿命が長い。2014/01/12
きいち
20
格差論だけじゃなく、ソーシャルネットワーク論でも超基本文献なんだろう、もう読むたび読むたび出てくるので、こりゃあ手をださなきゃ、と。で、実際、ウィルキンソンにパットナムにロゼト効果、しっかりしたデータを次々と、それぞれ意味づけていってくれてそれだけで気持ちいい。◇不平等については、「べき」ではなく、こうした損得で語るのが一番よさそうだ。10年前のこの本では、不平等の上のほうについてはそのストレスが定性的に語られているだけだが、確かこの後の研究ではそっちも不健康になるってのも出てきてたよな…価値のある基地。2014/09/17
Junko M
2
医療の問題を医学で解決しようとばかり考えている人が多いけど、このイチローさんはすごいと思った。不平等が健康を損なうって、タイトルを見て不思議だと思ったけど、説得力あり!内容は社会問題とグラフばかりで、一般受けしないかもね。2012/09/13
たろやま
2
訳がキツい部分があるけど、テーマとしては気になる面白いものだと思う。 不平等のコストって割と無視できないよねってなる(´・ω・`)2011/06/27
str0
2
格差が寿命を縮めるというのは検討すべき仮説2008/07/14