内容説明
本書は、限られたスタッフや機材、施設の中で睡眠呼吸障害の臨床を続けられてきた医師たちが、エビデンスを踏まえて、臨床的経験からの屈託のない意見を比較的自由に書いたものである。日常の臨床の参考になるように、また睡眠呼吸障害の研究の発展のために、副読本として使用してもらいたい。
目次
睡眠時呼吸障害の疫学と社会的インパクト
睡眠時呼吸障害の診断基準・検査法
睡眠時呼吸障害の病態
睡眠時呼吸障害の症状・合併症
小児の閉塞性睡眠時呼吸障害
肥満と睡眠時呼吸障害
日本人の睡眠時無呼吸症候群
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病か?遺伝規定性か?
睡眠時呼吸障害の周術期管理
睡眠時呼吸障害の治療
座談会/睡眠時呼吸障害の治療アルゴリズム
睡眠時呼吸障害の予後
睡眠時呼吸障害の現況と展望
著者等紹介
井上雄一[イノウエユウイチ]
1957年兵庫県生まれ。鳥取大学医学部博士課程修了。鳥取大学医学部講師を経て、現在、順天堂大学医学部講師
山城義広[ヤマシロヨシヒロ]
1957年宮城県生まれ。東邦大学医学部博士課程修了。1992年より2年間カナダ、マニトバ大学にてDr.M.Krygerのもとで睡眠呼吸障害を学ぶ。現在、東邦大学第二内科助手
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