出版社内容情報
発達障害の子どもたちのなかに、ゲームの世界から離れられなくなってしまう子がいる。彼らを支援する大人が今知るべきことは何か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
6
日本評論社「からだの科学」から派生した「こころの科学」更に枝分かれした子どもの心理を主体とした季刊論文雑誌「そだちの科学」の今回の特集が「発達障害とゲーム」! ゲーム依存の治療の現場に見る科学的分析や発達障害との連関を13の論文や治療現場のレポート・寄稿を読む事で科学的に分析でき、プロゲーマーも含む小論的エッセイが俯瞰で観るスパイスにもなっています! 依存にいたる背景、ゲームの持つ良い効果や、賭博と同じ要素をもつ媒体でもある事等々多角的に学べます! 他の連載や書評も面白い、子ども理解への道標となる雑誌!2023/04/20
luckyair
3
ゲームそのものが悪いと悪者扱いしてはならない。ゲームの何が、子どもと結びついた時に利点となり、弊害となるのかを賢く見分けることが肝要。昔のファミコンは課金もないし、結構認知機能鍛えるのでは??★★★2024/06/04
huchang
3
大人になってから分かったが、ネットで入手できる近年のゲームは中毒性が高い。ファミコンで遊んでたあの頃よりもゲームに割く時間はないはずなのに睡眠時間を相当削ってやってしまう。本当にうまくできている。そして執筆陣のほとんどが、そういう洗礼を一度ならず受けてそうな様子だったのが興味深い。喫茶店にあったインベーダーゲームやり込んでた世代が相当偉いさんになってるはずだから、ゲームへのハードルがそもそも低い。長いこと業界でやってみるもんだと思ったよ、ホント。2023/09/30