出版社内容情報
阪神・淡路大震災で自ら被災しつつ被災地に何度も赴き人々の傷に寄り添い続けた、ストイックに臨床に身を捧げた医師の人生に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
9
寄稿を遠慮された方の思いを伺ってみたい。2022/10/24
五月雨みどり
7
1995年の阪神・淡路大震災を経験して、自らも被災しながらも患者や被災者の心のケアに奔走し『心の傷を癒すということ』を上梓した精神科医・安克昌。震災より5年後に末期癌が見つかり40歳の若さで亡くなった彼の足跡、論文・エッセイと、彼を知る精神科医たちの追想・追悼文、鼎談および、2020年にNHKでドラマ化の折の関係者からの寄稿文・主演の柄本佑のインタビューという充実した内容の本書。安克昌という精神科医は一時、臨床にのめり込んでしまい自らの心を使い過ぎ疲弊、周りから批判され本人も後に自戒して改めた。がしかし、2025/05/31