感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
2012年発行とちょっと古く、「へえ、問題は同じでも言葉はこんなに変わるものなんだなあ」と驚きました。娘は目次から気になる場所のみを読んだようです。「ガスパン」は知らなかったのでビックリしました。性的同意にも触れられており、ここは娘ともしっかり確認しておきたいところです。まあ彼女は二次元を愛しているようですが…。2024/07/22
kenitirokikuti
6
2012年刊行。保健の先生向け実務ガイドみたいなもの。珍しく男子の性の悩み系への言及あった。95年ごろから、10代の妊娠中絶率が上昇した。しかし、2005年ぐらいから急落してもとに戻った。しかし、同じく95年から男子の自殺率が増加してた。以後、減っていない▲ネットに性情報は氾濫している。しかし、自身の二次性徴については同世代との比較で学ぶことも多いため、付き合いが悪い子どもは包茎を知らずに育ったり、床オナニーなど有害なオナニーを身につけたりすることもある。包茎悩みの減少は意外だ。2017/09/30
不在証明
5
目新しい説。①中高生になると、死に対する恐怖心、生きようとする意思が低下する傾向にあるという。口癖のようにぼやいてたのは、インプットされた性質だったのか。②三人に一人は、信頼に値する大人がいるという。学校という狭い空間においては、本当かどうか。あながち間違いでもない気がする。2015/07/20
ひろか
5
変わったタイトルだが、中に含まれるメッセージは本気のものばかりである。思春期に起こる様々な問題に対して、少年、少女たちを目の前に想定したメッセージ集のような雑誌となっている。2012/08/07
ぴーたん
3
思春期という微妙な時期に直面することが多いであろう問題に大人が真正面から答えている本。生活、リストカット、いじめ、性の悩み、DV、PTSD、クスリ、親のギャンブル、暴力などなど。数ページで１テーマなのでとても読みやすくどんな手を打てばいいか隠さず丁寧に書かれています。ただし、この本は教育心理系の出版社が出しているムックなので、これを実際に中高生が読むかというと微妙。振り仮名もないし。教師が読んで、図書室に置くとか相談に乗るときに参考にする程度？相談は秘密にしてはいけない、同意です。2013/08/30
