内容説明
患者さんの人生が、いくらかでもくつろぎや楽しみのあるものになってほしい―そんな思いをたずさえながら臨床を続けてきた精神科医30年の覚え書き。
目次
臨床家の精神療法
心理療法と日常生活―時の流れと空間の広がりの中で
一回で終わりの面接と終わりのない面接
病名とインフォームド・コンセント
人生における小学校時代
思春期における攻撃性の光と陰
不登校の治療と援助を再考する
青年期内閉への臨床的アプローチ
ダイエットを始めようとしたときに
摂食障害の治療
統合失調症以前
統合失調症の治療
うつ状態への精神療法的アプロ-チ
うつに自分で気づくために
成人期の広汎性発達障害への援助
老年期の治療と援助の留意点
人生の流れと薬物療法
児童青年精神医学がになうもの
精神療法の基本
著者等紹介
青木省三[アオキショウゾウ]
1977年岡山大学医学部卒業。川崎医科大学精神科学教室教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃちべえ
4
青木先生の穏やかであたたかく、誠実な人柄が伝わってくる内容。様々な雑誌に投稿されたものがまとめられていて、どこから読んでもいいし、それでいてつながりを持った内容になっているのは、長年の臨床経験から得られた一貫性があるから。人生の流れを読むこと、普段のこの方がどのような日々を送っていたのかに思いを馳せること。まずは出会いから別れまで、緊張感を維持していられるように。そこから。2012/07/11
つなぐ
3
この先生は思春期から青年期にかけての臨床に詳しいです。特に思春期の神経症未満の対人過敏を考えるうえで特に役に立ちました。その他にも10分間で話を聞くにしても、その中に具体的で指示的内容を含んでいるべきだという考えも、精神療法的な態度として、なかなか出来ないですが参考になりました。その他に広範性発達障害の関わりのポイントは端的でよくまとまっているし、思春期臨床に興味があれば良い本です。著者の関わり方のスタンスから学ぶ本です。2018/05/20
fonfon
3
「少し変わった健康な大人」に出会い、すーっと気持ちのこわばりがとれることがある。(p107)という箇所を読んで、かなり変わっていて健康とはいいきれないが、社会的に成功しているといえる友人たちが支えてくれたのだ、と思いいたる。同時に、私自身、巻き込まれてほとんど共倒れ寸前だったことも。先は長いけど、なんとかやっていかなくちゃ。頑張りすぎないようにしよう。2011/04/01
みみこ
1
「常識的なことを、ていねいに、ねばり強く」は全ての対人職の基本ではないだろうか。つい、職人技や専門性に目が行きがちだけれど、基本を忘れていない人こそ理想的な支援者であるように思う。2020/07/26
くま 1 3
0
素晴らしい内容です。 精神科に関連するすべての人におすすめです。 2014/06/03




