出版社内容情報
2019年にノーベル物理学賞を受賞したP. J.E. ピーブルスによる、宇宙の構造と進化に関する名著の翻訳。
ピーブルスの業績は、宇宙マクロ波背景輻射、暗黒物質、宇宙の構造形成など、宇宙論の幅広い分野に及ぶ。
彼の代表的な業績である銀河の空間分布の統計理論をはじめ、暗黒物質の統計的・力学的進化、 銀河形成、銀河団形成、さらに大規模構造へと至る統一的な理論的枠組みを紹介する。
原著は、1980年の初版出版以来、長年にわたって宇宙論を志す学生や研究者のための必読書とされてきた。現在でも宇宙の大規模構造研究への基本的な入門書と位置づけられている。
【目次】
第1章 一様性とクラスタリング
1.1 一様性とクラスタリング
1.2 宇宙は一様か?
1.3 物理的原理
1.4 銀河・銀河団はどのように形成されたか?
1.5 まとめ
第2章 物質分布のゆらぎの振舞い: ニュートン力学近似
2.1 ニュートン力学近似
2.2 膨張座標系での粒子の力学
2.3 固有加速度(Peculiar Acceleration)
2.4 2つのモデル:ヴラソフ方程式と理想流体
2.5 密度ゆらぎδの線型摂動近似
2.6 δ(t)の解: p=Λ=0の場合
2.7 δ(t)の解: 一様輻射場の効果
2.8 δ(t)の解: Λ≠0のモデル
2.9 固有速度場
2.10 ゆらぎδと速度場vの結合条件
2.11 ジーンズ長
2.12 原始磁場によるδρ/ρの生成
2.13 δρ/ρの2次摂動論
2.14 球対称重力崩壊モデル
2.15 一様楕円体重力崩壊モデル
2.16 コースティックとパンケーキ
2.17 膨張,渦度,およびシア
2.18 銀河回転の起源
2.19 宇宙論的エネルギー方程式
2.20 球対称降着モデル
2.21 階層的クラスタリングモデル
2.22 フーリエ変換した運動方程式
2.23 密度ゆらぎのカップリング
第3章 n点相関関数: 記述統計量
3.1 銀河分布の記述統計量
3.2 フェアサンプル仮説
3.3 2点空間相関関数ξ(r)
3.4 2点相関関数: もうひとつの定義
3.5 2点相関関数: ポアソンモデル
3.6 3点相関関数
3.7 4点相関関数
3.8 天体数のモーメント
3.9 相関関数ξおよびζについての制限
3.10 計数の確率母関数
3.11 確率分布P_Nの推定
3.12 銀河団モデル
3.13 パワースペクトル
3.14 パワースペクトルの冪乗則モデル
3.15 バイスペクトル
3.16 相互相関関数
3.17 2点角相関関数
3.18 角度パワースペクトル
3.19 相関関数w(θ)の推定
3.20 相関関数w(θ)推定における統計的不定性
3.21 2点角相関関数と空間相関関数の関係
3.22 小角度近似とスケーリング関係
3.23 等級と位置の変数分離
3.24 2点空間相関ξと角相関wの関係: いくつかの例
3.25 リンバー方程式の反転
3.26 3点角相関関数
3.27 4点角相関関数
3.28 空間曲率と宇宙膨張の補正
3.29 推定値のまとめ
3.30 銀河系外積分背景光のパワースペクトル
3.31 近接銀河数のモーメント
3.32 セルカウントP_Nのモデル
3.33



