出版社内容情報
古典統計力学的な方法を主題に、場の量子論を組織立てて解説する。「対称性の自発的破れ」の数理に関する論述を新たに加えた増補版。
内容説明
古典統計力学的な方法を主題として、場の量子論の数理を解説した旧版に、「対称性の自発的破れ」の数理に関する論述を新たに加えた。30余年の時を経て名著がふたたび増補版として生まれかわる。
目次
第1章 場の量子論―スケッチ
第2章 場の量子論の公理系
第3章 数学的準備
第4章 自由場の量子論
第5章 格子スピン系の統計力学
第6章 鏡映正値性の方法
第7章 相関不等式
第8章 格子上のP(φ)νモデル
第9章 連続体上の(φ2N)2理論
第10章 ランダムウォーク表示とその応用
第11章 (φ4)4理論をめぐって
補遺 対称性の自発的破れの数理
第1章 数学的準備:代数とGNS表現
第2章 対称性の自発的破れ
著者等紹介
江沢洋[エザワヒロシ]
1932年東京に生まれる。現在 学習院大学名誉教授。理学博士
新井朝雄[アライアサオ]
1954年 埼玉県に生まれる。現在 北海道大学名誉教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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