出版社内容情報
坂田昌一に師事し、朝永振一郎に傾倒した物理学者のエッセイ選。湯川秀樹、ボーアのみならずさまざまな人との邂逅を洒脱なタッチで描き出す。
内容説明
朝永振一郎に傾倒し、湯川秀樹、ボーア、ラッセルら巨人の謦咳に接した著者が織りなす四采の衣。
目次
第1部 人・ひと・ひとあい(中谷先生の講演;文人墨客の交わり―秀樹と宇吉郎 ほか)
第2部 物理村の風景(物理法則の不思議;アイネクライネナハトフィジーク―冗談物理学入門 ほか)
第3部 巨人の肖像(ニールス・ボーア―その志向と思想;一九六二年のバートランド・ラッセル)
第4部 追想の人びと(金沢・ジュネーヴ・東京―大河千弘君との日々;「からたちの集い」をめぐって―黒川正則君とのこと ほか)
著者等紹介
亀淵迪[カメフチススム]
1927年、石川県生まれ。1950年、名古屋大学理学部物理学科卒。コペンハーゲン大学ニールスボーア研究所(1956年~1958年)、ロンドン大学インペリアルカレッジ(1958年~1963年)で研究。その後、東京教育大学(現筑波大学)助教授、教授。理学博士。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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