出版社内容情報
情報技術(ICT)の進歩によりデータ量は膨大になったが、適切に扱う道具立ては十分でない。SNSが発達した現代における必読書。
内容説明
メディア論、情報社会論、図書館情報学の融合!情報資源をいかに検索するか、通信される「資料の性質」など、実用的な話題にも言及した入門書。
目次
第1章 イントロダクション
第2章 資料と証拠
第3章 個人と共同体
第4章 組織化:整理と説明
第5章 名付ける
第6章 メタデータ
第7章 発見と選択
第8章 選択方法の評価
第9章 まとめと考察
著者等紹介
バックランド,マイケル[バックランド,マイケル] [Buckland,Michael]
1941年イギリス生まれ。オックスフォード大学卒業後、シェフィールド大学で博士号を取得。図書館情報学の分野で学問的業績を上げる。現在はカリフォルニア大学バークレー校の名誉教授
田畑暁生[タバタアケオ]
1965年東京都豊島区生まれ。東京大学大学院社会学研究科(社会情報学専攻)博士課程単位取得退学。神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
17
「情報」という、とっても抽象的な概念を、どのように定義できるかを、情報の歴史と現在のあり方を通して解説した本。外国語書籍としては、バツグンに翻訳が読みやすく、するすると読み終えることができた。各章に、まとめがあるのも良い。ちょっとカッコイイ言い回しを見つけたので、引用しておこう→「資料の重要性は、私たちがいかにそれを理解するかにかかっている。意味づけ、対応する能力は、生物の生存本能そのものである」2024/05/02
paluko
6
「19世紀の人々は「情報洪水」を心配した。20世紀になると「情報爆発」と言われるようになった。そして今では、「ビッグデータ」を前にして、人間はみな「小人」と化した」(33頁)。19世紀末、すでに「文章、画像、地図(略)などあらゆるメディアを、どこでもあらゆる人に提供する、完全で詳細なインデックス」(世界書誌目録)なるものが構想されていた(39頁)のは興味深い。そして将来「いつでもどこでもすべてが記録され」⇒2024/03/27
のの
0
エッセンシャルシリーズ。抽象度が高い印象。情報学と社会。図書館も少し2022/05/01
DualBlueMoon
0
小難しい2021/10/06
くらーく
0
私には難しい。ちょっと思っていたのとは違っていた。2020/06/29