出版社内容情報
機知に富む多くの著作で知られるスマリヤンの最後の著作。下巻には再帰的関数論、コンビネータ論理など進んだ話題を収める。機知に富む多くの著作で知られるスマリヤンの最後の著作。下巻には再帰的関数論、コンビネータ論理など進んだ話題を収める。
第1部 命題論理と一階述語論理の進んだ話題
第1章 命題論理の進んだ話題
第2章 一階述語論理の進んだ話題
第2部 再帰的関数論とメタ数学
第3章 再帰的関数論、決定不能性、不完全性
第4章 初等形式体系と再帰的枚挙可能性
第5章 再帰的関数論
第6章 二重再帰性とその一般化
第7章 メタ数学への応用
第3部 コンビネータ論理の構成要素
第8章 コンビネータ論理事始め
第9章 コンビネータ論理
第10章 重要なコンビネータ
第11章 完全体系と部分体系
第12章 コンビネータ,再帰的関数論,決定不能性
田中一之[タナカ カズユキ]
監修/翻訳
川辺治之[カワベ ハルユキ]
翻訳
内容説明
スマリヤンが追求した不完全性定理後の数理論理学。数学者レイモンド・M・スマリヤン(1919‐2017)。明快さと機知に富む多くの著作で知られる。その最後の著作となった、数理論理学(数学基礎論)の入門書。得意のジョークも交えた独特の筆致で読者を数理論理学の深い理解へと誘います。
目次
第1部 命題論理と一階述語論理の進んだ話題(命題論理の進んだ話題;一階述語論理の進んだ話題)
第2部 再帰的関数論とメタ数学(再帰的関数論、決定不能性、不完全性;初等形式体系と再帰的枚挙可能性;再帰的関数論;二重化による一般化;メタ数学とのつながり)
第3部 コンビネータ論理の構成要素(コンビネータ論理事始め;さまざまなコンビネータ;賢者、預言者、それらの二重化;完全体系と部分体系;コンビネータ、再帰的関数論、決定不能性)
著者等紹介
スマリヤン,レイモンド・M.[スマリヤン,レイモンドM.] [Smullyan,Raymond M.]
1919年、ニューヨーク生まれ。1959年、プリンストン大学にてPh.D.を取得。数学者、専門は数理論理学。著書What is the Name of This Book?(邦訳『この本の名は?―嘘つきと正直者をめぐる不思議な論理パズル』、日本評論社)が斬新な論理パズルの本としてマーチン・ガードナーに紹介され、一躍有名となる。その後もパズルの書籍を多数執筆。ピアニスト、奇術師としての顔も持つ。2017年、97歳で逝去
田中一之[タナカカズユキ]
1955年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校でPh.D.を取得。現在、東北大学大学院理学研究科数学専攻教授。専門は数学基礎論
川辺治之[カワベハルユキ]
1985年、東京大学理学部数学科卒業。現在、日本ユニシス株式会社上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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