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出版社内容情報
200年ぶりの交通革命をもたらす「自動運転」とはどのようなものか?気鋭の研究者が将来のビジョンと「自動運転の現在」を示す。
第1章 「自動運転車」革命
自動運転によるイノベーション
運転と空間の分離
次世代自動車の完成図を描け
「究極の移動」に迫る
自動車メーカーは覇権を握れるか
IT企業の強みと弱み
危険を認識する技術
「レベル4」への高いハードル
より現実的な自動運転を考える
過疎地域で求められる交通手段
連結して費用を抑制する
自動運転の最終形はどうなるか
災害対応でも価値を発揮する自動運転
第2章 自動運転の歴史
事故と渋滞の解消を目指した自動運転
横方向の運転と縦方向の運転
縦方向の制御
CCとACCの仕組み
横方向の制御
自動運転のこれまでの流れ
日本の場合
現在の自動運転
考え方の異なる自動運転
絶対的な位置にもとづく運転
物体を認識する方法
不十分な物体の認識
日本の自動運転の現状
システムの過信は大きな問題
国の方針と現実
初めから「レベル4」を目指せ
第3章 自動車産業の落日
万人のニーズを満たす技術が社会を変える
ニーズを満たした後に残るもの
乗り物の歴史をさかのぼる
馬と馬車の時代から蒸気機関へ
内燃機関自動車の登場
公共交通機関の発展
「より速く」「より乗り心地よく」走るための技術
技術の高度化とスーパーカーの流行
「エコノミー」と「エコロジー」の方向へ
さらなる「ニーズ」はあるのか
「安いクルマ」を求める
「高級車」と「安い車」の両極へ
自動車産業は生き残れるか
電気自動車ベンチャーの脅威
自動運転は自動車産業を救うか
第4章 IT企業の台頭
自動車のロボット化とソフトウェア技術
初期の電子化技術
トランスミッションの電子化
アクセルとブレーキの電子化
ソフトウェア開発とIT企業の台頭
ハードウェア重視の自動車メーカー
自動運転車とグーグル
自動運転に参入したわけ
ストリートビューの先にあるもの
アップルのアプローチ
携帯での経験を活かす
日本国内のベンチャー企業の動向
ソフトバンクのビジネスモデル
IT企業全体の動き
第5章 自動運転の問題点
車両制御とは何か
制御の仕組み――速度と車間距離
操舵の制御
自動運転システムの実現
車車間通信の利用
車間距離と燃費
車車間通信のメリット
道路側にセンサーを置いて走行を制御する
法制面の整備
ドライバーの責任について
曖昧な定義が自動運転実現の壁に
これまでにはなかった倫理観の問題
自動運転で交通事故を減らせるか
法律の曖昧な部分を排除する
第6章 自動運転研究の最前線
注目される中国、シンガポール
大学による実証実験
高齢過疎地域における移動手段としての自動運転
多様な研究内容
自動運転を通して社会を考える
産業総合研究所の役割
公道での実証実験
第7章 自動運転の将来
2020年がターニングポイント
誰が買うのか
2020?2025年の自動運転
公共交通はどう変わるか
2025?2030年の自動運転
物流はどう変わるか
2025?2030年の社会
2030?2035年、本格的な自動運転化へ
鉄道はどうなるか
自動運転の普及と手動運転の衰退
広範な分野に普及する自動運転
完成期を迎える自動運転(2035?2040年)
自動運転で変化する生活
個人の日常はどうなるか
2040年のある一日
小木津武樹[オギツ タケキ]
群馬大学大学院理工学府知能機械創製部門助教
内容説明
無人の自動車は実現できるの?自動運転車が事故にあったら?完全自動運転車はクルマでなくなる?etc.大学時代から一貫して自動運転研究を推進した気鋭の研究者が語る入門書。
目次
第1章 「自動運転」という社会変革
第2章 自動運転の歴史
第3章 自動運転が自動車産業に与える影響
第4章 IT企業の台頭
第5章 自動運転の現状と課題
第6章 自動運転研究の最前線
第7章 自動運転の未来
著者等紹介
小木津武樹[オギツタケキ]
1985年8月7日生まれ。慶應義塾大学環境情報学部に入学後、同大学大学院政策・メディア研究科にて修士課程、後期博士課程を修了。博士(学術)。2014年4月から2016年1月まで東京理科大学理工学部機械工学科助教。2016年2月から現在まで群馬大学大学院理工学府助教。同年12月から群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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