数学史の小窓

中村 滋【著】

日本評論社（2015/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 250p／高さ 19cm
• 商品コード 9784535787469
• NDC分類 410.2
• Cコード C3041

出版社内容情報

いくつかの新発見により、近年大きく変わりつつある「数学史」を、黎明期から現代にかけて、やさしく紹介する。

chapter 0　数学の黎明
　　column 1　古代バビロニアにおける数字と文字の起源

chapter 1　古代バビロニアの数学
　　column 2　古代バビロニアの円周率

chapter 2　古代エジプトの数学

chapter 3　古代ギリシアにおける証明の発見

chapter 4　古代ギリシア数学の精華
　　column 3　古代ギリシアで作られた太陽系運行を計算し表示する精巧な機械

chapter 5　古代中国の数学

chapter 6　インド数学の深淵

chapter 7　アラビアの数学
　　column 4　``フィボナッチ''のルーツ

chapter 8　ルネサンスからデカルト革命へ
　　column 5　フェルマーは1607年生まれ！

chapter 9　ニュートン

chapter 10　ライプニッツ

chapter 11　ニュートン・ライプニッツの後継者たち

chapter 12　和算の輝き

chapter 13　オイラー
　　column 6　マチンが見つけた円周率公式たち

chapter 14　ガウス

chapter 15　リーマン

chapter 16　現代数学への道程――ヒルベルト，ポアンカレ，高木貞治

[対談] 数学の来し方・行方

【著者紹介】
東京海洋大学名誉教授

内容説明

「想像力の科学」と言える「数学」にとって、想像力の飛翔の瞬間は最もスリリング。黎明期から現代まで、脈々と受け継がれてきた数学の悠久の歴史を、近年発見された新事実とともに紹介！

目次

数学の黎明
古代バビロニアの数学
古代エジプトの数学
古代ギリシアにおける証明の発見
古代ギリシア数学の精華
古代中国の数学
インド数学の深淵
アラビアの数学
ルネサンスからデカルト革命へ
ニュートン
ライプニッツ
ニュートン・ライプニッツの後継者たち
和算の輝き
オイラー
マチンが見つけた円周率公式たち
ガウス
リーマン
現代数学への道程―ヒルベルト、ポアンカレ、高木貞治

著者等紹介

中村滋［ナカムラシゲル］
１９４３年、埼玉県生まれ。１９６５年、東京大学理学部数学科卒業。１９６７年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。理学修士。東京商船大学などを経て、東京海洋大学名誉教授。専門は数論（特にフィボナッチ数）と数学史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[majiro]

これは数学にもう少しでも親しんでいたら、もう100倍くらい面白かっただろうな〜、でも、わからないなりに楽しめた。数学者の人間模様なんて、学校では全然習わないけど、数学と併せてこういうのを教えるとすごく良いように思う。日本史も世界史も、こんな風に、人間関係を踏まえると、すごく興味深いものになるよなー。

2015/02/10

[takao]

ふむ

2020/10/11

[穂口]

今まで読んでた数学史とは違った？新しくわかったことが書かれててよかった。

2017/03/07

[フィ]

この本を読んで見て、数学に限らず、自然科学の勉強や学問的習得過程においても、歴史的背景もあわせて勉強しておくことが重要であると痛感した。また単純に面白い。偉人たちの天才的な凄さも改めて実感できるし、自分の熱望も高まる。この本に限らず、数学史関連の本は手元において置きたい。

2015/04/04

[Steppenwolf]

G近代数学の成立を読んでアーベルやガウスの伝記を読みたくなったので，積読していた本書を見出して読み始めた．本当はアーベルとガウスだけのつもりが結局全部読んだ．大抵の話はいろんな本から得た情報でしっていたのに，あるいは，知っているがゆえに読みやすかったのかもしれない．本書には文献リストはないものの引用された本については出典を示してくれている．それでアラビア数学の展開とか読みたいと思っても図書館にもないし困っている．

2023/12/06