目次
プロローグ―いざ代数幾何の世界へ
代数的集合とイデアル
素イデアルと極大イデアルの幾何学
剰余環と多項式関数
断章―連続性をめぐって
位相空間の定義―開集合と近傍
ザリスキー位相の導入
ザリスキー位相の性質
同値類と商体と有理関数
有理関数の定義域と環の局所化
局所化と局所環再論
多項式写像
最終回―環の世界と図形の世界
最終回プラス1―射影空間
著者等紹介
海老原円[エビハラマドカ]
1962年、東京生まれ。1987年、東京大学大学院理学系研究科修了。学習院大学を経て、埼玉大学大学院理工学研究科講師。専門は代数幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒダン
14
代数幾何の入門書。大学2年生なら十分に読めそう。基本を押さえており、層の概念を回避しているので易しい。この本を読んだことで代数幾何を専攻しようと思ったという話を聞いて読んだ。確かに一番最初に手にする本として最適だった。2016/06/02
とと
2
いつか2巡目…輪読してくれる人がいれば。8日目くらいから少しずつ置いてかれた2018/03/18
liquor
0
数学書にありがちな無機質な文章ではなく、筆者独特の血の通った語り口によって代数幾何の初歩が解説されています。ただ能力の低い私にとってはどうも解りづらいところもあったのが残念です。Zariski位相の入ったアフィン空間がHausdorffでないというのは面白かった。この手の本がもっとあるとよいのに…2014/03/30
MrO
0
残念ながら、私には14日間では無理でした。読み終わってみると、14日どころか、3日くらいでも復習できるかなという内容です。つまり、いい本ということです。終わってみればあたりまえ、というのが、良質の数学書の特徴です。でも、ダジャレはすべてとばして読みました。タイトルにもあるように、道具立てがなんで必要なのかを説明している終わりです。2014/03/20
鱈内
0
渋い本でした2013/04/09