出版社内容情報
だれにでも微分積分の考え方を、との意図で書かれた画期的な教科書・自習書。大幅に加筆を施し、問題を整備・充実させた改訂版。
【著者紹介】
東洋大学理工学部教授
内容説明
世界初!sinもlogも使わずに微積を学べる本。多項式と根号だけで、テイラー展開や広義積分までを解説。定積分(面積)から微分(変化率)へと、微積分をやさしく再構築。アルキメデスからニュートンへ、微分積分学の歴史的順序とも合致。後半部ではsin、logなどの概念の発祥に遡り、定義を直感的に説明。大学院入試問題を解答付きで豊富に収録。大学院入試対策にも最適。
目次
第1部 多項式とその根号の微分積分学(面積とは;自然数のべき和;極限値とO記号;多項式の定積分;多項式の不定積分 ほか)
第2部 標準的な微分積分学(平均変化率;指数関数と対数関数;三角関数;逆三角関数;有理関数の積分 ほか)
著者等紹介
小山信也[コヤマシンヤ]
1962年新潟県に生まれる。1986年東京大学理学部数学科を卒業。1988年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程を修了。その後、プリンストン大学客員研究員、慶應義塾大学助教授、ケンブリッジ大学ニュートン数理科学研究所所員、梨花女子大学客員教授などを経て、東洋大学理工学部教授。専門は整数論・ゼータ関数論・量子カオス。理学博士
中島さち子[ナカジマサチコ]
1979年大阪府に生まれる。2002年東京大学理学部数学科を卒業。高校2年の夏、国際数学オリンピック・インド大会で金メダル、翌年のアルゼンチン大会では銀メダルを取得。大学入学後、ジャズなどの音楽に出会い、音楽に傾斜。数学科で主に数論・表現論を学びつつ、即興演奏の技を磨き、卒業後より音楽活動開始。現在、ジャズ・ピアニストとしての演奏・作曲活動、数学研究、数学や音楽についての講演・執筆活動、(株)フェニックス・コンサルティングにてグローバル人材育成など、多彩な活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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